引用ここから
9月20日、咸鏡北道の会寧市で、水害で夫と娘を失った女性が、職場に出勤しないことをとがめた朝鮮労働党の宣伝扇動部幹部に対して「あんた達は何もしてくれなかったのに、出勤しろだって?毎朝うるさく朝の動員に出てこいと触れ回っていた放送車が、水害が起きることを知らせでもしたのかい?そのせいでみんな無駄死にしたんだよ!……雨があれだけ降って、堤防が崩れたにも関わらず、誰か知らせてくれたのかい?みんな家の中にじっとしていて死んだのよ!それともあんた達は『高い所』に住んでるから、私たちみたいな下々の人間がどうなったって関心も無いんだろう?」と、激しく喰ってかかったそうです。
この女性は精神錯乱と診断され、地元の病院に入院しているそうなのですけれども、普通、公に党を批判するとタダでは済まない北朝鮮で、単なる入院だけで済ませているということは、普通に取り締まったら、暴発が起こるかもしれないと当局が考えているということです。
引用ここまで
洪水への対策を誤れば、怒り狂った住民達の間で暴発が起きて、金正恩政権は崩壊するかも知れない。
三世代に亘り続いている独裁政権下で、このような現象が見られるとは予想さえしなかった。ことほど左様に、この洪水被害は甚大であり、対処が難しいようだ。
それにしても、北朝鮮政権の愚劣さはともかくも、一般人の哀れさはどうしようもない。北朝鮮などというところに生まれついた自分の運命を呪っても呪い足りないと思っていることだろう。
核兵器に取り憑かれた金正恩政権が、洪水被害のために崩壊するとすれば、人為的脅威の恐ろしさにしか目を向けてこなかった政権が、自然の脅威から復讐を受けるという構図になる。
私達日本人は他民族と比べると台風、洪水、地震、火山爆発などの自然災害の恐ろしさを、遺伝子が覚えていると言い切れるくらいに、自然の脅威を良く理解しているつもりだが、国土強靱化はまだまだ問題が多い。
http://kotobukibune.at.webry.info/201609/article_29.html
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