資格なし

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引用ここから

中国は、米中デカップリングによって壁が作られつつある中で、TPP(環太平洋経済連携協定)への加盟実現に力を入れている。11月12日閉幕した、日米中や台湾など21カ国・地域でつくるアジア太平洋経済協力会議(APEC)は、TPP加盟国がすべて揃う場所でもある。中国と台湾は、TPP加盟を申請しており、双方が支持を訴える場となった。TPPへの新規加盟には、既存加盟国による全会一致の承認が必要である。それだけに、中台双方にとってTPP加盟に向けてアピールする好機となったもの。

この席で、岸田首相はTPPについて「不公正な貿易慣行や経済的威圧とは相いれない21世紀型のルールを規定する協定だ」と強調した。TPPに加盟申請した中国について、やんわりと「拒否」回答を行なった形だ。中国は、不公正な貿易慣行や経済的威圧を行なう常習犯的な国家である。

『大紀元』(11月24日付)は、「豪首相、経済的脅迫行なう国はCPTPP加盟条件満たさず 中国念頭に」と題する記事を掲載した。

豪州スコット・モリソン首相は11月22日、首都キャンベラで行われた記者会見で、中国を念頭に、貿易相手国に対して経済的脅迫を行う国は、環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)の加盟条件を満たしていないと強調した。

(1)「モリソン首相は、CPTPPの加盟条件は非常に厳しい。新規申請国は(これらの条件を)満たす必要がある。他の貿易相手国を脅かしたという記録が残らないことが重要だ」と述べている。モリソン氏はまた、この問題に関して日本の岸田文雄首相と緊密に協力していると述べた。岸田首相は、12日に開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議で、CPTPPは不公正な貿易慣行や経済的強制を容認しないと警告した」

豪州は、9月に米英豪三ヶ国で「AUKUS」なる名称の軍事同盟を結んだ。米英からの技術導入によって最新型攻撃原潜8隻の建艦計画を発表している。中国からの経済制裁に対して、軍事対抗する狙いである。これだけ、険悪な関係になりながら、平静を装ってTPPへ加盟したいという中国の神経は理解を超えている。中国は、まず経済制裁を解くことが先決であろう。

(2)「中国は、豪州にとって最大の貿易相手国である。昨年4月、豪政府がウイルスの発生源について独立調査を求めたことを受けて、中国政府は年間200億豪ドル(約1兆7000億円)以上に相当する豪州の輸出品に対する貿易報復を開始した。貿易制裁の対象となったのは、牛肉、大麦、石炭、綿花、銅、水産物、砂糖、木材、ワインなど、幅広い豪州製品である。制裁措置としては、豪州製品への高額な関税、輸入停止、通関遅延などがある」

豪州と中国の間は、2016年から悪化傾向が見られた。特に、豪州政府が2020年4月、新型コロナの起源についての独立調査を求めたことで、中国が激しく反発し急速に対立の度を深めた。中国は、経済制裁によって豪州を意のままに動かそうとしたに違いない。だが、「AUKUS」結成によって、事態は全く異なる方向へ発展。もはや、両国の修復は不可能になった。中国の「戦狼外交」が招いた外交破綻である。豪州による、中国のTPP加盟阻止は、報復外交の一環であろう。

(3)「CPTTPへの加入には、全加盟国の同意が必要である。中国政府がCPTTPへの加入申請を発表した2日後の9月18日、豪州のダン・ティーハン貿易相は、中国の加盟に反対する姿勢を明確にし、中国当局にその旨を伝えた」

豪州は、すでに中国へTPP加盟反対を伝えてあるという。TPP加盟では、一ヶ国でも反対があれば実現不可能である。日本も反対意向であるから、中国のTPP加盟は決定的である。中国は、それでも粘っているのは、台湾加盟を阻止すべく各国へ根回しするのであろう。この中国の働きかけを、どこの国が受入れるか。それが、これから浮き彫りになってくる。興味の焦点は、そちらへ移るだろう。

引用ここまで

岸田首相は、言うべきことをきちんと言った。

そのことは大いに評価したい。

だいたい、すぐに輸出停止とか輸入禁止とで相手に脅しをかけるような、品性下劣な死那にはTPPに入る資格はない。

死那の脅しに屈してでも死那の金が欲しい三流国家は山ほどあるが、一流国家はそのような死那には屈しない。

日米豪のむ態度を見ていればそれが分かる。

日本は死那がレア・アースの輸出をわざと遅らせた際には、見事な対応を見せたし、豪州も一歩も引かなかった。

ま、多数の国有企業を有している死那は、それだけでも参入資格がない。

国有企業に補助金を出して、それでTPPの加入国と自由競争しようなどと思っていることが大間違いである。

死那が国有企業を保有したければ、それはそれでよいが、TPPには参加不可能である。

価値観の違い、資本主義と狂惨主義の違い、補助金の有無、他国を脅しにかける態度の有無、勝手な輸出禁止や輸入禁止の有無、何一つとっても死那は資格がない。

習近平は死那を鎖国すればよいのである。





孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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