今回は、ニュース・ソースなどを使わずに、米国大統領選挙を巡って米国で今起きている現象から何が起きているのかを考察したい。
1 トランプ大統領を支持する勢力と反トランプ勢力の戦いが起きている。この分断は以前からあったのであり、トランプ大統領誕生がその理由なのではなく、トランプ大統領はその結果であることを認識しておく必要がある。
2 2016年の大統領選でトランプを支持したのは、端的に言えば非エスタブリッシュメントの白人労働者層などであったと判断できるだろう。
3 今回トランプ大統領を支持した人々は、非エスタブリッシュメント白人労働者層、キリスト教福音派、アーミッシュ、黒人の一部、ヒスパニックの一部、キューバなどの社会主義国からの移民たちであろう。つまり、米国内で仕事を求める人々、狂惨主義を嫌う人々であろう。彼らをひとまとめにすることは難しいが、一応愛国者勢力としておく。彼らは、死那の工作資金に目を眩ませず、自分自身の大切な価値観や生き方を放棄しない人たちとも言える。
4 これに対して、バイデンを支持している人々は、国際資本家、知識人、芸能人、俳優などのエスタブリッシュメント、ANTIFA、BLM、極左勢力、狂惨主義者、死那狂惨党からの莫大な工作資金に目が眩み、良心も価値観もかなぐり捨てた人々であろう。彼らもひとまとめには出来ないが、一応グローバリズム勢力としておく。本来のディープ・ステイトとは違うが、このように腑分けして考えないと、非常に複雑になるので勘弁して欲しい。彼らは、自分の価値観や宗教を大切だと認識せず、とにもかくにも金さえ儲かればそれで良いという、金の亡者たちである。
5 さて、今米国で起きているのは、このような愛国者勢力とグローバリズム勢力の戦いである。
つまるところ、愛国者達は、死那を完全に切り離し、米国から一切の死那の影響を排除したいと考えている。
一方のグローバリズム勢力は、相手が死那であろうと死者であろうと、とにもかくに貪欲に富を集中していきたいという金の亡者である。
大体、死那人自身が金儲けにしか興味がない民族である。
したがって、死那狂惨党とグローバリズム勢力の相性は悪くない。
6 今世界中の国や民族が、人権や自由を守り、価値観を大切にする生き方を選ぶのか、それとも死那狂惨党のように、金にしか価値を見いださず、人間を腐敗と劣化に追い込まれる生き方を選ぶのかという究極の選択を迫られている。
7 死那人は、古代より権謀術数に長けている。したがって、至極真面な人間を腐敗させ、劣化させ、堕落させることにかけては、世界一の技術を保有している。
要は、金、異性(最近では同性もありだそうだ。信じられないことだが)、さけ、地位、名誉など、相手が好む餌をたっぷりと与えて、逃げられないようにして、相手を思いのままに操る。それが死那の手管である。
兵法三十六計の第十四計は、借屍還魂「しゃくしかんこん」(屍(しかばね)を借りて魂(たましい)を還す)である。その意味は、利用できるものは何でも利用して相手に操縦されず逆に相手を操縦する。例 三國志の劉備は蜀の劉璋を誑(たぶら)かして蜀を手に入れた。
また、「人を射んとせば先ず馬を射よ。賊を擒(とら)えんとせば先ず王を擒(とら)えよ」という言葉は、唐の杜甫の詩に出てくるらしい。
是は、まさしくバイデンを大統領にすれば、後はどうにでも料理出来るという死那らしい考え方だ。
第三十一計の美人計は、美人を使って相手を籠絡し、やる気をなくさせる。今日で言うハニトラである。
極め付けが、三十六計の走為上だ。
全軍撤退して敵の攻撃を避ける。状況次第ではこれが最高の戦い方である。暴河憑虎は最悪である。日本人に一番できないことだ。
それでは、トランプ大統領が今米国内で仕掛けていることはなにだろう。
これもまた兵法三十六計の第十九計にある釜底抽薪(ふていちゅうしん)という計略である。その意味は、釜の底より薪を抽(ぬ)く。
つまり、問題を解決するには問題の根本に手をつけないと解決できない。釜の温度が冷めても、もえくすぶる薪を抜き去らないとまた燃え出す。
例 官渡の闘いで不利だった曹操は、敵の捕虜から烏巣に食料庫があると言う情報を引き出して烏巣を襲う。これで戦局は一転して曹操に有利になった。
一 敵の補給を絶つ。
二 敵の兵士の志気を低下させる。
このふたつを満たして戦った曹操の勝ちである。
トランプ支持派は、米国内の政界に澱のように溜まった腐敗しきった勢力を、全部吸い上げて、再び米国を建国当時の清らかな理想に満ちた世界にしようとしているのだ。
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