儚い夢

 引用ここから

 中国主導のAIIB(アジアインフラ投資銀行)は、参加国が全部で77ヶ国に上がり、日米主導のADB(アジア開発銀行)の67ヶ国を上回る勢いだ。中国が勧誘している結果だろうが、AIIBは未だに正規の債券を発行できずにいる。日米が参加しないAIIBでは、債券格付けが低くい結果だ。こうなると参加国数の問題でなく、日米が参加しない限り、AIIBの債券は「ジャンク債」扱いで高利での発行を余儀なくされる。よって、日米が参加しなければ、ADBが貸出金利面でAIIBに対して、有利な立場にあることに変わりない。

 AIIBが象徴的な例である。中国が、経済的に日米に対抗することは不可能である。国際金融市場での中国の信頼度が低いからだ。中国は、IMF(国際通貨基金)やBIS(国際決済銀行)から金融危機の警告を受けている。その中国が、後ろ盾になっている「AIIB債券」は、低利で発行できるはずがない。過剰債務に陥った中国経済が、早期の立ち直りは不可能である。中国政府は、この点について認識が希薄である。ただ、過剰設備を抱えていれば、戦時には有利といった万に一つの「夢物語」にしがみついている。いざ、戦時となれば、資源の輸入はストップする。過剰設備を稼働させる原材料が不足するのだ。世界から経済制裁を受けて立ち往生するに違いない。自滅への道である。

 中略

 中国は意欲的なプロジェクトを掲げている。その資金はどこから調達するのか。債務であろう。現在ですら過剰債務で身動きできないところへ、さらなる債務の積み増しだ。中国は冷静になれば、米国に挑戦して勝てる相手ではない。そういう合理的な判断力さえ失っているのだ。米国の「本当の脅威は、米国が桁外れの優位性を浪費していることだ」と指摘している。米国はあらゆる面で中国をリードしている。そのアドバンテージが、無駄に使われているのだ。

 米国の対中国外交の事なかれ主義が、中国を増長させ米国に勝てるという錯覚を与えてしまった。中国の増長がここまで膨らんでくると、米国の持つアドバンテージの効果が薄れてしまうのだ。中国を正気に戻すには、このアドバンテージを全面に出して、中国を諦めさせることが肝心である。そのためには、事なかれ主義を捨てて、時には正義の軍事行動をする位の気迫を示すべき時だ。これが未然に「大事」を防ぐ道であろう。

 引用ここまで


 死那狂惨党は、未だに米国と対等に渡り合えるという夢を抱いているが、それは儚い夢でしかない。

 過剰設備=過剰負債である。死那は今までレバレッジで経済を大きくしたが、GDPの6割が投資である。日本の場合は7割が内需であり、米国は8割程度だろう。それを考えると、死那市場は巨大ではないと言わざるをえない。

 投資の主な対象は不動産であり、これは上海のような一部の地域を除いては、全く売れていない。「鬼城」と呼ばれる、販売できていない不動産物件が全国にやまほどあるのだ。

 その「鬼城」の元となった資金は、理財商品と呼ばれる高利回りで販売された債券である。「鬼白」の不動産物件は金を稼がないから、元本も利子も投資主には戻らない。

 現在は借金返済=デレバレッジの時なのだが、死那は相も変わらず借金を重ねて経済を大きくしようとしている。

 死那は借金を返す気持がないようだと世界が見た瞬間に、資源の輸入は止められる。必要な物質をだれも販売してくれなくなる。そのことに気が付いていないとすれば、集金Payはよほどの大馬鹿者でしかない。 



http://ameblo.jp/katsumatahisayoshi/entry-12207307507.html

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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