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引用ここから
『朝鮮日報』(5月23日付)は、「民間外交も『赤い』中国」と題するコラムを掲載した。筆者は、同紙のパク・スチャン北京特派員である
4月末に韓国、中国、日本の経済連携をテーマに中国人民対外友好協会と山東省が主催した「協力開発対話」を取材した。山東省済南のホテルで開催されたこのイベントには韓国や日本の企業経営者など300人以上が出席した。週末にもかかわらず山東省の劉家義書記や地元の政府関係者なども数多く姿を見せた。米国との関係が悪化しているためか、中国は近隣諸国との交流に力を入れていると感じた。
(1)「このイベントを主催した中国人民対外友好協会は、中国の民間外交を担当している。会長は中国外交部(省に相当)でアフリカ局長や南アフリカ共和国駐在大使などを歴任した林松添氏が務めている。林会長は南アフリカ共和国での大使在任中にツイッターで米国を激しく批判し、「戦狼外交官」として知られるようになった。大使の仕事を終えてから昨年4月に中国の民間外交トップに就任した。直接話をしてみると、林会長はよく笑い、言葉も速射砲のように早かった。韓国には外交部にいたときに一度訪問したことがあるという」
ここに登場する林松添・中国人民対外友好協会の会長は、元「戦狼外交官」である。米国批判で名を売ってきた人物という。中国共産党の広報マンである。
(2)「韓国、中国、日本の民間協力について話し合う場であったが、その間に林会長が何度も口にした国は米国だった。「米国は建国直後の二十数年を除いてずっと戦争をしてきた」「緊張と競争をつくり上げないと生きていけない国だ」と批判した。林会長は米国とは異なる韓国、中国、日本の共通点に言及し「経済的にも地理的にも3カ国は分離できず、同じ儒教の伝統を共有している」「韓中日の3カ国は東アジアに定着して生きていかねばならない。われわれは東アジアを離れることはできない」と訴えた」
下線部分で、日中韓三カ国を儒教国として分類しているが間違っている。日本は儒教国ではない。毛沢東は、文化大革命の10年間にわたり儒教を排斥した歴史を持つ。中国は、今になって儒教国を唱えているが大間違いである。ならば、現在の「覇道」(武力・権謀を用いた政治)を止めて、「王道」(仁徳を基とする政治)へ復帰することだ。儒教には、「世界覇権」などと言う言葉はないのだ。
始皇帝は、自らを批判した儒者を生き埋めにしている。毛沢東も、これに近い行為をしたのだ。習近平氏は、この毛沢東を超えようとしている。中国の政治には、一度も儒教精神が生かされたことはなく、法家思想(儒教の仁・義・礼を否定し法律重視)という弾圧が常用されてきたのである。
(3)「林会長は東洋と西洋、そしてその代表として中国と米国を比較し、「東洋と中国が優位にある」と何度も強調した。西洋哲学は競争や対決を強調するが、韓国、中国、日本の儒教思想は「和して同ぜず」と「仁義礼智信」を持つ和合と平和の思想だという。米国におけるコロナの感染状況、人種対立、銃器事故などに言及しながら「米国政府は人民のための政府ではない」「これに対して中国と韓日の政府は人民のための政府だ」と主張した」
中国の民衆弾圧の歴史は、人権思想の絶無を証明している。宗族重視で「私」を邪悪なものとして否定したのである。すべて、「われわれ」概念が先行して個人を否定する歴史であった。こういう中国が、西洋の個人重視の哲学に勝てるはずがない。中国の儒教思想は、法家思想によって否定されてきたのだ。習近平氏も法家思想の持ち主である。
(4)「林会長の話を長々と伝えた理由は、ポストコロナにおいて国家主義を強化した中国を象徴していると感じたからだ。民間外交は「ソフトパワー」という言葉で表現されるように、政治的な違いをいったん置いてソフトに接近するものとされているが、林会長は中国共産党の色を鮮明に出した。韓国人に「林会長の主張に同意するか」と質問すれば、否定的な反応の方がはるかに多いはずだ。来年修好30周年を迎える韓中関係の難しさもここにありそうだ」
現在の中国が、孔子による儒教精神に基づく国家運営でないことは明らかである。唯一、これに近かったのは孫文である。辛亥革命(1911年)が結果的に失敗したのは、孫文の理想主義(儒教)が法家思想に破れた証明である。台湾は、孫文の考え方が受け継がれている。
引用ここまで
日本では孔子は尊敬されている。
だが朱子学は支配層は重宝したが、一般庶民にとってはなじまないものだ。
儒教は孔子の教えとは全く違う別物であることは言うを待たない。
孔子は論語を著し、教育者として生きたが、政治家にはなれなかった。
死那狂惨党が支配する世界は、政治がすべてであり、教育も産業も政治のためにだけ存在する。
何しろ、死那では歴史を教える史学部ではなく、政治学部なのだ。
上下関係でしか物事を判断出来ない視野狭窄症の朱子学など、日本人には合わない。
死那狂惨党が日本に儒教の教えで日中韓は団結しようというのはとんでもない間違いである。
日本人の価値観は米国の価値観に最も近く、死那の価値観や超賤の価値観とはほど遠くて、共に団結するなどということは出来ない相談である。
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