引用ここから
要するに、核開発やICBM実験を行えばアメリカは攻撃を開始し、中国もそれを止めないという警告です。流石に金正恩もこれには従わざるを得なかったようです。
その代り、北朝鮮は、東部の江原道・元山に長距離砲などを大挙投入し、過去最大規模の火力訓練を行っていると韓国政府筋が明らかにしました。
核実験又はミサイル発射さえしなければ攻撃されないというお墨付きを得たわけですから、実弾演習で代替としたのでしょうね。演習には金正恩も立ち会ったとのことですから、そういう位置づけなのだと思われます。
けれども、それでも実弾演習をやったということは、今回は取りあえず自制するが、核もミサイルも放棄する積りがないということでもあります。
中略
トランプ大統領は、先に軍を動かして、北朝鮮を包囲して金正恩に何もさせないように固めておいてから、軍事介入に対する、議会や周辺国の説得という手順を取っているように思われます。
もし、この順番が逆の場合、周辺の説得の間に中国なり、北朝鮮なりの切り崩し工作を許してしまう隙が出来かねないのですけれども、先に軍を動かし、事後報告的に説得に走るという手法は、こと北朝鮮に対しては有効に働いているようにも見えます。
逆にいえば、北朝鮮が態度を変えない限り、時間が経てば経つほど、北朝鮮に対する軍事力行使止む無しという流れになり、時間がトランプ大統領に味方するように思われます。前にも言いましたけれども、やはり小田原水責めを彷彿とさせますね。
今回、核実験もミサイル発射も出来なかったことで、北朝鮮は益々身動きできなくなったと思いますね。
引用ここまで
まずは軍隊を動かす。その後で上院議員全員に北朝鮮事情を話す。それが北朝鮮にもとても有効だと言うのだから、トランプさんは侮れない政治家だ。米大統領を取り巻くスタッフが優秀なことの証明でもある。
一気に朝鮮半島が非常事態になったけれど、現在のところはまだ大きな変化がない。しかし、時間の経過と共に北朝鮮は追い詰められる。死那が継続的に厳しく制裁を加えると、何もできない金正恩は次第に求心力を失うことになろう。
米中どちらにとっても、核や生物化学兵器は厄介な代物だ。中近東への補給ルートを遮断しない限りは、恐ろしい武器が流出する。だから、米国はひとつずつ、経済制裁を加えるに決まっている。
北朝鮮への武力攻撃は、金正恩が亡命するか、クーデターで追いやられるかして、北朝鮮自らが無害化を宣言しない限りは、必ずあり得る。
とにもかくにも、今は追い詰められた金正恩が暴走してミサイルを日本に飛ばすことだけは避けて貰いたい。
恐ろしい時代である。
http://kotobukibune.at.webry.info/201704/article_26.html
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