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『ウォール・ストリート・ジャーナル』(5月18日付)は、「『梅雨』迎えた中国の住宅市場、債務問題に追い打ち」と題して、次のように伝えた。
中略
(1)「中国南部は『梅雨』を迎えている。梅雨は果実を実らせるが、深刻な洪水も引き起こす。今年の春は、鉄鉱石や銅などコモディティー相場を支えてきた住宅市場も水浸しになっているようだ。中国の住宅市場はGDPの4分の1近くを占め、経済にとって重要な役割を果たしている。中国では4月、沿岸部の主要都市の住宅市場で価格上昇ペースが1月以降で初めて鈍化した。この2カ月、中国の住宅市場は驚くほどの活況を呈した。当局が資金流出を抑える取り組みを強化したため、国内に資金が滞留。それが2月と3月に住宅価格を大きく押し上げた」
中略
(2)「北京や上海など沿岸部の都市では投機的な動きで住宅価格が急上昇したが、ここにきて市場は勢いを失っている。主要都市(一線都市)の住宅価格は4月の上昇率が前月比0.3%と、3月の半分にとどまった。それ以上に憂慮すべき問題は、2016年に爆発的な伸びを示して住宅市場を支えてきた消費者の債務がロールオーバーされる兆しが現れていることだ。キャピタル・エコノミクスの中国エコノミスト、ジュリアン・エバンスプリチャード氏によると、家計向けの中・長期融資はこの1年半に大幅に拡大したが、4月は2カ月連続で鈍化した。4月は他の経済指標も低調だった。小売売上高は10.7%増とペーがやや減速し、自動車と携帯電話の生産も勢いを失った」
街の金融まで含めた5月の社会的融資総量は、驚くなかれ4分の1も減っている。中国政府が本腰を入れて通貨供給を絞る意思を固めて実行に移したところだ。これと前後して、自動車の販売台数も4月から前年比で減少に転じている。「自動車不況」は始まったばかりだが、その中で「日系車」の売れ行きだけは好調である。実用性(中古価格が最も高い)が評価されたもの。こういう「棚ぼた」利益は例外だ。
中国のGDPは、明らかに大幅減速過程に入っている。中国政府は、これをストレートにGDP統計へ表すかどうかは別問題としても、もはや、作為的な手段でGDPを支えきれない事態に陥っている。がん細胞が全身に回った感じすらする。切開手術の時期を見誤ったしか言いようがない。
(3)「とはいえ、主要都市の住宅価格は今後も鈍化が続きそうだ。これが中国の商品需要と経済成長をけん引している内陸部の都市まで広がれば、商品相場が下落し、鉱工業部門の債務問題が深刻化しかねない」
中略
中国経済は、債務というカンフル注射で支えられてきた。IMFの「監視」もあるので、この手段はお蔵入りである。となると、もはや打つ手はない。住宅価格は低下傾向を強めるであろう。その結果、商品相場が下落に向かう。すでに、その傾向は強くなっている。鉱工業部門の売れ行きが落ちることから、債務返済が困難になって深刻化しかねない。中国は綱渡りを強制されている。綱から墜ちたら一巻の終わりである。
引用ここまで
勝又壽良さんは死那には手厳しい。しかし、すべては事実である。勝又さんは必ずニュース・ソースを引用してからブログを書いているのであり、勝又さん自身の思い込みや独断や偏見でブログを書いているのではない。それは、私はずっとこのブログを愛読してきたのでよく理解できる。
借りたものは返さないという態度で死那が開き直りする可能性は高いし、実際にドイツ銀行関係の返済すべきもの、あるいは支払わねばならないものが支払われていないらしい。
最早世界の工場ではなくなった死那が、借金を返済しないことで信用をなしてしまえば、世界はみんな死那に背を向ける。死那がいかに背徳的、自己中、金の亡者であるかを世界が知った後では、助けの手を差し伸べる国や民族はない。
世界中の国々は何か美味しいおこぼれがちょうだいできるかも知れないと、アジアインチキ投資銀行に参加したり、一帯一路構想に参画しているが、いずれ死那の化けの皮が剥がされる日はさほど遠くない。
そして、経済的に行き詰まれば膨大な軍事費を削減しない限りは死那の人民が食べていけないことを知る。だが、軍事費を削減すれば南シナ海の人工島などは全くの無駄使いに終わる。更には、北朝鮮への圧力をかけないことには、死那自身米国からセカンダリー・ボイコット(第二次経済制裁)をかけられる。
何処からどう見ても死那は詰んでいる。将棋で言うところの「王手」に圧迫されている。経済的繁栄だけを享受し、民が豊かになることだけを願えば良かったのに、軍事的に米国の向こうを張ろうと欲を掻いたことが命取りになった。
『「韜光養晦」(たお・ぐあん・やん・ふい):能在る鷹は爪隠す』という鄧小平の指針を守っておけば良かったのである。しかし、調子に乗った江沢民はこの指針を破ってしまった。後悔先に立たずと言うが、今ごろは習近平は後悔の臍を咬んでいるに違いない。
http://ameblo.jp/katsumatahisayoshi/entry-12288298842.html
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