産経新聞2017.9.1 15:08【正論】
「文明論」的にみた朝鮮半島情勢 文在寅大統領の「朝鮮半島ナショナリズム」は米韓同盟と日韓関係の希薄化をもたらす…そして、その結果、歴史問題は解決する
東洋学園大学教授・櫻田淳
私はこの櫻田淳先生の論調が大変好きだ。
この論文の要点だけいくつかまとめる。
1 韓国は、「中国」文明圏域としての厚い底層の上に、日本、そして米国を含む「西欧世界」の二重の文明層が表層として薄く乗っていると説明できる。
2 文在寅大統領が「朝鮮半島ナショナリズム」を刺激する政策展開に走るならば、それは、米韓同盟の空洞化と日韓関係の希薄化の加速を促す。それは、日米両国を含む「西方世界」のネットワークの観点からは、韓国が「あちら側」に去っていくことを意味する。
3 韓国が「あちら側」に去った後は、従来の日韓関係の宿婀であった歴史認識案件は落着する。
4 日本にとって、対韓歴史認識摩擦の激化が招いた弊害は、米国を含む「西方世界」での声望が、それによって毀損されたということにある。メディアにせよ学術にせよ法にせよ、当代国際社会における「規範」と称されるものは大概、「西方世界」のものが下敷きになっている。対韓歴史認識案件は、韓国が納得しようとしまいと、「西方世界」を納得させれば、それで日本にとっては諒なのである。
5「あちら側」に去った韓国と「こちら側」に立ち続けた日本とでは、米国を含む「西方世界」にとって、どちらが信頼に値するのか。それはあえて語るまでもない。
6 歴史認識案件に限らず、竹島領有権の件にせよ日本海呼称の件にせよ、「あちら側」に去った韓国の主張は、相当に説得性の乏しいものとして映るようになるであろう。
7 唯、韓国が「あちら側」に去るということは、日本にとっての安全保障上の防壁であった「38度線」が消滅することを意味する。
以 上
「中国」文明圏域としての厚い底層と「西欧世界」の二重の文明層という古想像は、人間の脳みそが旧皮質、古皮質、新皮質といくつかの層になっているのとおなじような構造だ。
李氏朝鮮という古代のままの社会から、中世、近代を経ないで、一気に現代に突入したのであるから、朝鮮人の頭の中は混乱し続けたままである。それがだらしなかった御先祖様への恨みになり、さらには日本への「恨」感情へと発展して反日につながる。
現代に突入してから日が浅いから、いつでも「西欧社会の価値観」という新皮質は、「国民感情」とか「朝鮮半島ナショナリズム」などによって剥ぎ取られる。
私が日記でちょくちょく取り上げる経済評論家の勝又さんが「感情8割、理性2割」と言うのはその辺りにもあるのだろう。
そういうことなので、朝鮮半島が危機にあり、日米韓で危機に対応しなければならないのに、相変わらず歴史認識問題を振りかざしているのだ。つまり、感情に振り回されて理性的態度が全く取れない。それが朝鮮人の宿命なのである。
さて、南朝鮮が自らレッド・チームに走ってくれたら、米国は完全に南朝鮮を切り捨てる。そして、死那と仲よく経済破綻に追い込まれる。少なくとも、現在の死那の経済状況と南朝鮮の経済状況を見て、回復できる見込みがあるという論説は、だれも述べていないし、そんなことを述べたら駄目な評論家、学者だという烙印を押される。
そして、歴史認識という問題に於いては、南朝鮮が西洋社会の信頼を失い、日本は間違っていなかったとの認識が一気に広まるのである。
これは素晴らしいことである。是非とも南朝鮮にはレッド・チーム入りを果たして貰いたい。
死那語なら「加油」と言うべきだが、朝鮮語は知らないので何も書けない
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