人民抑圧軍は誰のために働くのか

https://news.yahoo.co.jp/articles/bdfca136bcee0e3f7c7910c64fb913c83d517aef?page=4


引用ここから

実際にはそれ以来、党内闘争の激化を表すような動きがいくつもあった。例えば12月19日、人民解放軍の機関紙である解放軍報は1面において、「人材を育てるのにまず心を育てるから」と題するコラムを掲載したが、コラムは、「立派な軍人の養成はまず心を鍛えることから」と論じながらも冒頭からはむしろ、その趣旨とは全く別の意味合いの中国古典の言葉を引用した。

 これは、中国の戦国時代に誕生した古典の『管子・参患』に出た、「得衆而不得其心、則与独行者同実」という言葉であるが、ここで論じられているのは軍隊のことであって、この言葉の意味はすなわち、「軍隊を擁しながら軍の心を得ていなかったら、それは(統帥者)1人が単独行動していると同じだ」ということである。

 しかし今の中国で、「軍隊を擁している」のは軍事委員会主席の習近平氏その人であるから、上述の解放軍報引用文は実は、習主席が軍人たちの心を得ていないことを暗に示唆したのではないかとの観測は当然でてくる。「習近平派」と「反習近平派」との対立が表面化した今のタイミングで、解放軍側がこのような謎めいた言葉を発していることは決して偶然ではない。解放軍はすでに、「反習近平」に傾いているのだろうか。

 この解放軍報コラム掲載の翌日の12月20日、今度は共産党中央規律検査委員会の公式サイトが、「敢然と戦って、敢然と勝利を勝ち取ろう」という文章を掲載した。文章は習主席の言葉を随所に引用しながら習主席の提唱した「闘争精神」を全面的に打ち出して、「あらゆる困難と敵に対して敢然と戦おう」と宣言した。

 習政権の誕生以来、中央規律検査委員会はずっと、「腐敗摘発運動」の推進で習主席による政敵潰しの先兵を務めてきているが、党内闘争が公開化した今のタイミングで、同委員会によって出されたこの「闘争声明」はまさしく、今の政敵に対する習主席陣営の強い警告と恫喝であると理解できよう。「腐敗摘発を武器にして君らと徹底的に戦うぞ!」と。

引用ここまで

習近平の強みは、小者の汚職を摘発して関連する人物を次々と逮捕し、最後に大物を逮捕するという処方がわかりやすく、大衆の支持を得たことだ。

死那狂惨党の中央規律検査委員会というのが習近平の命令で動き、近平は政敵を汚職摘発で脅すというのが従来のパターンである。

だがしかし、死那狂惨党の幹部で汚職していない、いわゆる清廉潔白な人物などいるわけがない。

みんな誰しも、叩けば多かれ少なかれ埃が出てくるような腐敗した社会が死那狂惨党が築き上げた社会なのだ。

そして、鍵は人民抑圧軍が、劉亜州上将を軟禁あるいは逮捕などで牽制している習近平の

味方をするのか、それとも敵対するのかということだ。




孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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