http://dogma.at.webry.info/201805/article_4.html
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北朝鮮では高位党員に加え、軍幹部一族が特権階級を形成している。肥えに肥えた軍組織の整理・縮小は、これら一握りの富裕層から既得権益を奪い取ることになる。
金日成も正日も踏み込めなかった禁断の領域。果たして3代目が、建国以来の大規模な構造改革を実行できるのか。しかも朝鮮人民軍は先軍政治のスローガンに従い、昨年末まで増強を続けていた。
中途半端な改革は、必ず特権軍人の反発を招く。軍部の反発や暴発は、金正日時代から囁かれてきたが、荒唐無稽な作り話でもロマンチックな夢物語でもない。
実際に中朝会談の際、金正恩の支那詣では極秘扱いで、北国内での公表は帰国後だった。首領の平壌不在を広く伝えてはダメな理由…鬼の居ぬ間のクーデターを避ける為の措置と考えるのが妥当だ。 その前例が覆るのが、米朝シンガポール会談だった。6月12日という日付は早くから告知され、当日までに叛乱を組織化することも可能だ。場所も板門店とは比較にならない程遠く、平壌不在の時間は長い。
ポンペオ長官訪朝後の数日間に金正恩が叛乱の前兆を察知した疑いもある。シンガポールで米国から悲願の“体制保証”を得た直後、国を追われてしまったら、ちょっとした笑い話になる。
それでも6・12シンガポール会談中止により、米軍のサージカル・ストライク決行が決まった訳でも、3代目が敗北した訳でもない。恐らく、金正恩は柔軟姿勢を示し、会談実施に望みをつなぐ。
北朝鮮の目的は核・ミサイル開発の時間稼ぎで、会談の先送りは開発期間の延長とイコールである。年初の“命乞い演説”から、既に金正恩は半年もの時間を稼いだ。これから先、いつまで引き延ばせるか…
焦点は、トランプ大統領が約6ヵ月のロスタイムをどう認識しているかである。自らの外交上の不手際と捉えるか、それとも北朝鮮に騙されたと捉えるか? 確実なのは、2回目のキャンセル、先送りは通用しないということだ。再設定した会談の日付が最終期限で、再び反故には出来ない。
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http://kotobukibune.at.webry.info/201805/article_29.html
引用ここから
北朝鮮の激しい動きについて、ネットの一部では、北朝鮮に政変が起きているのではないかという噂が指摘されています。
それは、4月末頃、融和政策を進めようとしていた金正恩に対し先軍派が巻き返しを図り、「北朝鮮が核保有国であるとアメリカに認めさせ、その上で対等な交渉による体制保証を勝ち取る」という従来の方針に戻させたというものです。
そして、その政変を察知した中国が金正恩を大連に呼び付け、事情を問い質したというのですね。その際、習近平主席は北朝鮮の方針転換を拒否せず、金正恩に中国の後ろ盾を匂わせる発言をしたというのですね。
噂では、その政変の煽りを喰らって、金正恩の命令で融和政策を進めていた役人は失脚したとなっています。
その審議(ママ・真偽)は定かではありませんけれども、26日、朝鮮人民軍トップの金正角軍総政治局長が突然解任され、金守吉・平壌市党委員長が後任に任命されていたことが明らかになっています。
金守吉氏は、今年4月20日に開かれた党中央委員総会で政治局員に選出されたばかりで、今月14日から他の市・道党委員長らと共に北朝鮮経済視察団の一員として訪中し、24日に帰国して直ぐの抜擢です。
14日からの金森吉氏の訪中が、政変を企てた北朝鮮の先軍派の代表としての顔見せだったのかどうかは分かりませんけれども、急な抜擢人事が行われたことは間違いなく、何らかの動きが金正恩政権内で起こった可能性はあると思いますね。
また、北朝鮮のある高官は「廃棄された北部核実験場のほかにも、小型化された核兵器の実験に使える施設がほかにもある」とか「8月までには戦争準備が完了する」などと語っているとも伝えられていますし、北朝鮮の内部情報筋によれば、「米国を攻撃できるICBM『火星15』型は、全国120ヶ所に配備されている」そうで、別の北朝鮮の高官筋は「ICBMの『火星13』型も15基製造され、平安北道の雲田と亀城の地下基地に隠されている」などと語っているようです。
これらを見る限り、無謀にもアメリカと一戦交えようなどという鼻息の荒いのがいないとは言えません。
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以上の二つのブログを併せ読むと、北超賤の軍部内には核廃棄に反対する勢力があり、金正恩といえどもその勢力を押さえられないようだ。
北超賤は120万人の軍隊を抱えており、その殆どが陸軍である。核兵器を廃棄し、生物・化学兵器までも廃棄しろという米国の要求を呑めば、120万人の軍人とその家族は既得権益を失い、今後の生活さえも不安定なものになる。だからこそ、軍隊を解体するような核兵器、生物・化学兵器の廃棄には反対するのは当然だろう。
しかし、いくら北超賤が人海戦術で陸軍を繰り出しても、戦車はソ連の旧式のT-62、戦闘機はミグ21であり、そんなオンボロのポンコツ装備で、最新装備の米国に勝てるわけなどない。ましてや、先日米国の戦闘機が北超賤の上空を伺った際には、北超賤のレーダーが全く使い物にならなかったという話もある。
北超賤が再度米国を騙そうとしても、米国は騙されないだろうから、北緒運の選択肢は全面敗北宣言をするか、全面戦争に移行するしかなくなった。
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