支那人に未来はあるのか

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引用ここから

中国習政権は、不動産バブル崩壊の責任を地方政府と金融機関におしつけ、政治は無関係を通している。この一環として、金融機関幹部の給与半減という荒療治を行っている。最大の責任は、不動産バブルを容認していた政府にあるが、財政資金での処理を忌避しているのだ。

『ロイター』(7月11日付)は、「中国が『高給バンカー』叩き、経済に逆効果か」と題するコラムを掲載した。

豊かになるのは素晴らしい──。数十年に渡る中国の改革開放と急成長を生み出したトウ小平氏の有名なスローガンだ。だが、現在の習近平国家主席が進める所得格差是正策「共同富裕」の下では、金融業に就くことで「豊かになる」のはますます難しくなっているように見える。

(1)「7月4日付の香港英字紙『サウスチャイナ・モーニングポスト』は、当局が国有金融機関の年間給与に300万元(41万3000ドル=約6600万円)の上限を設ける計画だと報じた。過去にさかのぼって適用される可能性があるという。20年以上前に始まった大改革により、中央政府系企業の職員は成果が給与に反映されるようになっているが、今回の措置はこの路線からの転換になる」

中国は、国有金融機関の年収上限を約6600万円にする計画と報じられた。対象は不明だが、文脈から言えば経営トップだ。

(2)「銀行員の高給を叩くことは、中国のような国家統制経済の専売特許ではない。英米では2008年の金融危機後、世論のプレッシャーや税金を使った銀行救済、政府からの指示を背景に、投資銀行員の給与が削減された。ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)の報酬は昨年、07年当時のロイド・ブランクファインCEOの半分に満たなかった。3100万ドルも受け取ってはいるが」

英米で、2008年の金融ショックで政府の救済支援を受けた投資銀行は、給与を削減されている。ゴールドマン・サックスのソロモンCEOは昨年、3100万ドル(約49億6000万円)の給与だ。

(3)「中国金融機関の幹部報酬は、取り扱い案件の枯渇によって既に打撃を被っている。情報会社ディールロジックのデータによると、中国投資銀行の手数料収入は21年から23年にかけて約50%減少した。データ会社ウィンドの集計によると、最大級の国有投資銀行や証券会社の多くでは、かつて基本給がしばしば1000万元を超えていた。しかし19年から23年末にかけて、上位十数社では上級幹部トップスリーの平均報酬が48%も減った」

中国の国有銀行や証券会社の経営トップは従来、1000万元超え(約2億2000万円超え)の給与を得ていた。現在は、平均報酬が48%減である。

(4)「当局が計画している新たな報酬制限は、恒久的な措置のようであり逆効果を招くだろう。第一に、人民の果てない夢は破れてしまいそうだ。昨年10月時点ではまだ、ゴールドマンやモルガン・スタンレー、UBSといった欧米行と競える「トップクラス」の投資銀行を誕生させる構想が、当局者サークルの中で語られていた。しかし、新たな規制下では、例えば優秀な人材獲得で欧米行と張り合うのはほぼ無理になる。中国本土の外では特にそうだ。ロイターは5日、売上高で中国最大の投資銀行、中信証券(CITIC証券)は香港子会社CLSAに対し、100人以上の職員の基本給カットを命じた」

中国は、これまで欧米行と競える投資銀行を設立するとしてきた。だが、報酬引下げで人材を集めることは困難になった。

(5)「今回の措置をきっかけに、金融機関の職員は別の職種に移ることを検討する可能性もある。一部がエンジニアや教師などに転職するなら、社会に一定程度の恩恵をもたらすだろう。だがヘッジファンドに流れるようなら、恩恵はそれほどでもない。国有企業の給与に制限を設ければ、イノベーションと野心を抑圧してしまう恐れもある。少なくとも不要にリスクを追うような動きは減るかもしれないが、古風で官僚的な企業を育んでしまう可能性もある」

金融機関の報酬引下げは、金融機関職員の転職を促すことになろう。モチベーションを引下げるので、イノベーションと野心を抑圧して経済全体にとってマイナスになる。

(6)「さらに悪いことに、金持ちバンカー叩きで得られる目先の快感を別にすると、他にはあまりメリットがなさそうだ。CITIC証券が昨年、上層部の報酬に上限を設けていたとしても、節約できたのはわずか5700万元と、報酬経費全体の0.3%に過ぎなかっただろう。金融機関は標的にしやすいが、中国の金融関係者を罰しても害こそあれ、得られるものは少なそうだ」

不動産バブル後遺症の解決には、金融機関職員の給与を引下げても、何ら役立たない。政治の責任を回避しているに過ぎないのだ。

引用ここまで

習近平は小学生並みの知能しか無いので、無責任で無知無能である。自分の行った政治の責任などどこ吹く風という態度だ。

これでは支那の人民が永遠に幸せとはほど遠い状態でしかない。支那人民が打倒習近平、打倒狂惨党を目指さない限りは悲惨な状態から抜け出せまい。

このようなニュースを目にする度に、日本人に生まれて良かったという感慨を抱く。

支那人が支那の未来をどうするかは、支那人自身がきめるしかない。


孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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