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『大紀元』(4月2日付け)は、「マイクロソフト、ファーウェイ製ノートパソコンにバックドア発見」と題する記事を掲載した。
米IT大手のマイクロソフトは今年1月、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が製造するノートパソコンに、不正アクセスのための侵入口であるバックドアが設置されているのを見つけた。英米複数のIT関係メディアが3月29日報じた。
(1)「英IT専門誌SC Magazine電子版と米IT情報サイトLightreadingなどの報道によると、マイクロソフトの技術者らは今年1月、同社のパソコン用オペレーティングシステム(OS)であるWindows10に搭載するセキュリティ対策、Windows Defender Advanced Threat Protection(Windows Defender ATP)を通じて検査した結果、ファーウェイ製のノートパソコンからバックドアを発見した」
(2)「マイクロソフトは3月25日に公開したセキュリティ情報では、ファーウェイ製ノートパソコン、Matebookに搭載されているPCManagerソフトウェアを使うと、権限のないユーザーでも、スーパーユーザー権限でプロセスを作成することができると警告した。報道によれば、技術者らはOSの中核部分であるカーネル(kernel)に異常な作動を見つけた。技術者らが異常な作動を追跡した結果、ファーウェイが開発したデバイス管理ドライバーが原因だと判明した。マイクロソフトがさらに調査を進め、設計上の誤りを発見し、これによってローカル権限の昇格を許すうセキュリティキ上の脆弱性につながっていると分かったという」
(3)「ハッカーらがこの脆弱性を利用し権限の昇格を行い、ユーザーが知らない間にパソコンにマルウェアを植え付け、実行することができるという。マイクロソフトはファーウェイに対して、その脆弱性を報告した。ファーウェイは1月19日に、ソフトウェアの修正プログラムを発表した。米IT情報サイトLightreadingは、バックドアの発見は、ファーウェイ側にとって新たな打撃になるとの見方を示した」
ファーウェイは、自社製PCにバックドアが発見されて、単なるミスと言えなくなる。意図的に仕組んで裏から情報収集する。そういう狙いがあったと指摘されても抗弁しようがないのだ。
ここで、英国政府からファーウェイ製品に関する重大な疑義が提示されていたケースを紹介したい。こちらは、はるかに危険で深刻な問題をはらんでいる。
『大紀元』(3月29日付け)は、「英政府報告書、ファーウェイ製品に新たな重大技術問題」と題する記事を掲載した。
英情報機関傘下の諮問機関が3月28日発表した調査報告書で、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が以前から指摘されていたセキュリティ上の欠陥を修正する意思がないと指摘し、「新たに技術上の重大な問題が見つかった」とした。
(4)「ロイター通信3月28日付によると、英国国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)が調査報告書をまとめた。報告書は、ファーウェイは2012年、セキュリティ上の欠陥について改善を約束したにもかかわらず、実際には『目に見える改善がなかった』と批判した。NCSCは、英諜報機関である政府通信本部(GCHQ)の高官などによって構成されている。報告書は、ファーウェイ製品に関して新たに技術的問題をいくつか特定し、これまで公開された問題より深刻だと明らかにした。サイバーセキュリティ上の根本的な欠陥が修正されるまで、『リスク制御を適切に行うのは難しい』と報告書は指摘した。また、報告書はファーウェイのソフトウェア開発に長く存在している問題によって、『英の通信業者は直面するリスクが著しく高まった』と強調した」
ファーウェイのソフトウェアに関わる欠陥修正は、外部の者が行えないシステムになっている、と次のパラグラフで指摘している。よって、問題を発見してもファーウェイ自身が修正に応じなければ、ユーザーはどうにも対応できないと指摘している。
(5)「NCSCの調査報告書は、ファーウェイはネット上の安全を最優先課題にしていないとの見方を示した。ファーウェイ製品のセキュリティ上の欠陥は、そのソフト・エンジニアリング能力の低さが原因だという。問題のある製品は、中国当局だけでなく、いかなる個人や組織にも利用できるという。昨年の夏、GCHQの高官がファーウェイ製品を検査した際、同社製品の欠陥を見つけた。検査で、ファーウェイのソフト・エンジニアリング・プロセスは、同じソフトウェアを一から再構築するのを許可しないことが分かった。これによって、同社製品への十分な検証が不可能になった」
これほど危険なソフトを使わされるユーザーは、完全にファーウェイの言うままにされてしまうということのようだ。「報告書は、ファーウェイは2012年、セキュリティ上の欠陥について改善を約束したにもかかわらず、実際には『目に見える改善がなかった』と批判した」理由は、ファーウェイ側で改善する意思がなかったことを示している。
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http://hisayoshi-katsumata-worldview.com/
死那狂惨党は人類の敵だ。
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