シナリオ1 トランプ大統領再選の場合
1 北超賤にとっては喜ばしい。金正恩はまだトランプ大統領とは良好な関係を築いているからだ。
2 南超賤にとっては厳しい。米軍駐留経費について関心が強いトランプ大統領では、米軍撤退のシナリオもあり得るからだ。
3 日本にとっては大変良好なシナリオである。ただし、管首相にとってはいささか厳しいだろう。その理由は、対トランプとは、安倍首相戸の関係を超える関係が築けない。そのことで、トランプ大統領が管首相に不満を抱きかねない。
4 死那にとっては、最悪である。なぜなら、トランプ大統領が死那とのデカップリングを考えているからだ。
5 台湾にとっては、最良のシナリオである。
シナリオ2 バイデン大統領の場合
1 北超賤は、人権問題や核廃絶などで、非常に厳しく責められるので、最悪のシナリオになる。
2 南北融和のみにしか関心がない文在寅政権には非常に厳しい。しかし、民主党政権では、南超賤を大事にしてくれるCSISのマイケル・グリーンがいるので、南超賤の国民には良好かも知れない。
3 日本にとっては、最悪である。クワッドの拡大において、日本は重要な役割を果たす。しかし、その基本は、米国が強い意志で死那と対峙する決意が必要である。フィリピンにしろ、インドネシアにしろ、死那からは迷惑を受けており、敵対したい気持ちはあるが、単独で勝てる相手ではない。そこで、米国が強い意志で死那と対決する姿勢がないと、クワッドは拡大できない。米国が単独でいくら叫んでも、拡大クワッドにはつながらない。それは、東南アジア諸国では米国を大歓迎する国は少ない。だから、東南アジア諸国から信用されている日本が、時間をかけて説得してこそ、拡大クワッドがてぎる。
しかし、バイデンが大統領になれば、強い決意で死那と対峙するわけがない。従来の、南シナ海で死那の振る舞いを見過ごしてきたような、ずるずると緩やかにしか対応しない。
だから、日本は否応なく死那の思い描くような方向にひきずられる。
ただひとつ希望があるとすれば、死那が経済的に破綻してしまい、デフォルトを連発することである。
経済的崩壊があれば、軍事もへったくれもない。
しかし、今この瞬間なら、何を犠牲いにしてでも軍事拡張に金を注げる。
インフラも食料も無視して、死那人民の幸福など無視して、軍事に金を注ぐことができる。
それが、独裁政治の恐ろしいところだ。
そう、北超賤が全く同じ事をしているのだ。
4 死那にとっては、バイデンが大統領になったら、デカップリング政策はなくなるので、良好なシナリオになる。バイデンはデカップリングなどの激しく厳しい政策ではなく、何事も抗しようで進めようとするだろう。
また、クワッドも先に述べたような理由から拡大しない。
つまり、対中包囲網の形成はふかのうである。
ただし、5Gからフアウェイを閉め出すとか、人権問題で死那を責めるなどの政策は米国としては変わらない。
それを変えたら、米国が苦しむ事など、米国は承知しているからだ。
つまり、対中包囲網が形成されないことと、デカップリングという最悪の事態は、死那は避けられるが、そのほかのことでは長い時間をかけて米国と戦う必要がある。
自前の半導体調達には失敗し、技術剽窃には警戒され、武漢コロナウイルスによる都市封鎖などで、失業者が大量に発生している現在、死那は困難を克服することは出来そうにない。
習近平の狂惨主義礼賛が続く限りは、じわじわと経済力は落ちるしかない。
5 台湾にとっては最悪のシナリオである。武器を売ってくれなくなる可能性なども考えられる。ただ、台湾に関する政策だけを、がらりと変えるわけにはいかないから、トランプ路線と同様にする可能性もある。
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