感情と面子が破壊する死那

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『ロイター』(3月24日付)は、「EU・中国の投資協定、人権問題巡る対立で欧州議会の承認遠のく」と題する記事を掲載した。

中国・新疆ウイグル自治区の人権問題を巡り、欧州連合(EU)と中国による制裁の応酬が始まったことで、昨年末に双方が合意にこぎつけた包括的投資協定(CAI)の欧州議会での承認が遠のいた。

(1)「EUと英国、米国、カナダは3月22日、中国が新疆ウイグル自治区で少数民族ウイグル族への重大な人権侵害を行っているとして、中国政府当局者に対する制裁措置を発表。これに反発し、中国は欧州議会議員やEUの外交官などを対象に直ちに制裁を科した。欧州議会は23日、中国への抗議としてCAIの承認に向けた審議を先送りした。欧州議会の第2会派である中道左派の社会民主進歩同盟は、制裁解除がCAIの審議入りの条件だとしている。欧州議会の国際貿易委員会を率いるランゲ委員長(ドイツ)が明らかにした」

中国政府の対応は、米国の同盟国に対する可能な限りの激しい反撃だった。EUが22日に制裁を発動したことを受け、中国はすぐさまEUの当局者や団体を対象とした報復制裁を打ち出し、EUの駐中国大使を呼び出した。中国の制裁対象となったのは各国の政治家や外交政策を策定するEUの主要機関、中国研究で欧州最大の研究機関などだ。

中国の米国への報復は、EUに比べて軽かった。米国のさらなる報復を恐れたからだ。こういう差別をつけられた報復に、EUはさらに反発している。昨年末に双方が合意にこぎつけた包括的投資協定(CAI)は、欧州議会が怒っており批准しないで棚上げする意向である。

EU内では、もともとCAIについて懐疑的であった。それでも、EU委員会が中国と調印したのは、独仏の強引なリードで結論を出した結果である。欧州議会は、このやり方にも反発しており、今回の中国の態度と相まって、批准の見通しはつかなくなった。

(2)「欧州議会の議員は党派にかかわらず、以前から中国の強制労働問題に懸念を表明しており、CAIの承認前に中国に強制労働に関するILO(国際労働機関)条約を批准させるべきとの意見も出ている。欧州議会で対中関係代表団の団長を務めるラインハルト・ビュティコファー議員によると、CAIは当初、フランスがEU議長国を務める来年上半期に承認される見込みだった。今回中国の制裁対象になった同議員は、マクロン仏大統領は昨年末にCAI合意を支持したが、来年4─5月の大統領選が厳しいものとなる可能性があることから、態度を変える可能性があると指摘。「CAIの行方はまったく分からない」と述べた」

EUの中でも規模の小さい国家は、これまでも中国の強引な態度に強い反発を見せてきた。中国は、そういう事情を理解しないで振る舞ってきた反動に悩まされることになろう。最後は、中国が制裁を解除し陳謝することになろう。まさに、オウンゴールである。

(3)「フランス外務省高官によると、フランス政府は駐仏中国大使の盧沙野氏を呼び出し、報復措置の件に加えて、中国がフランスの政治家や研究者を侮辱しているのは受け入れ難いとの見方を伝えた。一方、中国外務省の華春瑩報道官は23日の定例会見で、中国は衝突ではなく協力を提唱していると表明。「制裁によって中国の利益を損なう一方で、協力への協議でEUが有利に立つことはあり得ない」と語った」

フランスは、CAI賛成の態度を取り下げる可能性も指摘されている。そうなるとドイツだけが取り残されるので、最悪の場合、批准されない事態も想像される。中国の大損になろう。

(4)「ブリュッセルのシンクタンクである欧州国際政治経済研究所(ECIPE)のディレクター、ホスク・リー・マキヤマ氏は、中国政府はEUに対し、中国への制裁を解除してCAIを承認し発効させるか、あるいは中国での成長機会を諦めるかの選択を迫っていると指摘。「中国へ市場を開放する必要はないというのがメッセージだ。明確な選択肢を示している」と述べた」

中国は、感情にまかせて大変な事態になった。怒るEUをなだめる方法はない。EUは、中国へ市場を開放する必要がないというメッセージを送った。

引用ここまで

死那狂惨党は、西洋社会とのつきあい方を全く学んでいない。

毛沢東の時代は差がありすぎたため、西洋社会と力比べしようという考えは全くなかった。

鄧小平はフランスに留学していた位だから、能ある鷹は爪を隠せとばかりに、穏やかな方法で西洋社会と接していた。

しかし、江沢民、胡錦濤と権力継承が進み、民族主義、愛国者、狂惨主義者の習近平がトップに躍り出たら、あっという間に激しく変貌し、西洋社会など怖くないし、中華帝国が世界を支配するのだとばかりに、世界中に脅威をばらまき始めた。

どの国でも、自国の利益になるのなら、死那とは付き合う。

しかし、利益よりも脅威が上回れば、警戒をスルし、遠ざかるのは当然のことだ。

習近平は、小学校程度の頭しかない。

父親のコネで精華大学に入学出来たのは、なんと22才のときである。

柔らかい頭の青春時代に勉強していないので、この程度のあ頭しか形成出来なかったのだめろう。

これで、目出度く死那狂惨党の没落が決定した。

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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