激励か脅しか

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引用ここから

『中央日報』(5月7日付)は、「バイデン大統領と首脳会談を控えた文在寅大統領へ」と題するコラムを掲載した。筆者は、マイケル・グリーン米国戦略国際問題研究所(CSIS)上級副所長である。米国のアジア戦略に深く関わっている重要人物である。

(1)「文大統領は5月21日にジョー・バイデン米大統領と初めての対面会談をします。言うまでもなく最も重要な目的は両首脳が厚い親交を結ぶことです。文大統領は終戦宣言と戦時作戦統制権返還などに対するバイデン大統領の約束を引き出す機会にしたいと考えていると思いますが、攻撃的アプローチ法は一歩間違えれば逆効果となり、来年韓国で新しい大統領が当選するまでホワイトハウスが行動を保留するようにさせかねません。バイデン大統領は、韓国大統領と個人的な親交を深めることを最も重要な目的と考えています。「堅固な」韓米同盟を中国と北朝鮮に証明したいと思っています」

先ず、文氏に釘を刺している。文氏が残り任期1年しかないことから焦って、米国へ要求を出せば何ら得られないどころか今後、文氏を相手にしないであろう。米国は、「堅固な」米韓同盟を中国と北朝鮮に証明したいと願っている、としている。つまり、韓国は米国へ協力して欲しいと言っているのだ。具体的には、「クアッド参加」である。

(2)「米国は北朝鮮に対して「戦略的忍耐」でも「度量が大きい取引」でもない、完全な非核化を前提とした漸進的なアプローチ法を選択するでしょう。北朝鮮が序盤にはこれを拒否する可能性が高いです。ですが、北朝鮮との対話を再開するためには韓日米の連帯の堅固さを示すことが重要です。韓米間で分裂の様子を見せれば北朝鮮は交渉テーブルに出てこようとはしないだろうし、中国は北朝鮮を圧迫するよりは韓米同盟の弱体化に集中しようとするでしょう」

北朝鮮政策では、完全な非核化を前提とした漸進的なアプローチ法を選択する、としている。北朝鮮が約束を守れば、米国もそれに従い制裁を解除するもの。これを実現するには、米韓の強い結束が前提になる。

(3)「米国政府と議会の観点からは、中国との戦略競争が対北政策よりも優先順位がはるかに高いという点を肝に銘じなければなりません。バイデン大統領は中国と真剣な対話に臨むことに先立ち、欧州など同盟国との結束を優先しています。ワシントンでは韓国政府の政策が米国の努力を弱めるのでないか重大な疑問点を持っています。大統領は中国に対する懸念を率直に共有し、中国の強圧に対抗し、規則に基盤を置いた国際秩序を強化するために韓国ができる領域はどこか模索しなければなりません」

米国の立場からすれば、中国問題が第一であり北朝鮮問題は第二である。ワシントンは、韓国が米国の努力を弱めるブレーキなると懸念している。韓国は、これを払拭するように努力して欲しい。中国の強圧に対抗する役割を担って、西側諸国の一員であることを示して欲しい、としているのだ。

(4)「中国との競争で最も重要分野は技術、特に人工知能(AI)関連技術です。米国政府と議会は半導体およびサプライチェーン投資計画を終えていて、韓国は最も重要な同盟国の一つです。サムスンが米国半導体工場建設計画を確定発表するなら、バイデン大統領に会うときに大きい利点になるでしょう」

サムスンが、米国へ半導体工場建設を最終決定して貰えれば、米国は歓迎するであろう。

中略

(6)「ホワイトハウスが今回の会談を通して「堅固な」韓米同盟を証明すると公言した点をよく覚えておいてください。この事実に留意すれば会談でしくじることはないでしょう」

繰り返せば、韓国が「クアッド参加」の表明によって、米韓同盟は「堅固」なものになる、としている。米韓首脳会談の焦点は、この一点に懸かっている。

引用ここまで

最悪のタイミングで最悪の選択をするのが超賤人なので、きっと文在寅も失敗するだろうな。

超賤人とは最低必要限の付き合いで良い。

だから、文在寅がクワッド参加を拒み、北超賤との関わり合いだけに限定して、南超賤と付き合うのが日本には好都合だ。

日米韓の三角同盟などには期待するな、米国よ。



孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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