仏と夜叉

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引用ここから

韓国は、初の米韓首脳会談を終えて昂揚している。バイデン米大統領が、北朝鮮問題で韓国の要望を受入れて米朝話合い路線の継続が固まったからである。ただ、北朝鮮の完全非核化という目標には何らの変化もない。要するに、米朝が喧嘩腰でなく静かに話しましょうというだけのことである。

バイデン氏は、韓国の対北朝鮮に要望を聞いた形になった反面、対中戦略ではほぼ米国の要請を受入れた。米外交は、最大のテーマが対中国である。北朝鮮問題は、その対中外交の一つに過ぎない。米国は、小(北朝鮮)で韓国へ譲歩し、大(中国)で韓国の譲歩を得たのである。結果論で言えば、バイデン外交の勝利となった。韓国は、そのことに気付いていないのだ。

『ハンギョレ新聞』(5月26日付)は、「バイデン大統領は同盟国の腕を捻ることなく実利得る外交の専門家」と題する記事を掲載した。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領と米国のジョー・バイデン大統領の韓米首脳会談は、就任4カ月を迎えたバイデン大統領の外交スタイルを特徴的に示している。上院外交委員長を含む上院議員36年と副大統領8年間の経歴で積み上げてきた外交・安全保障の専門性と所信を、首脳外交を通じて本格的に打ち出しているといえる。

(1)「まず、バイデン大統領は韓米首脳会談で相手の腕をねじることなく、自分の方に引き寄せる技を見せた。同盟を脅かし、「もっと金を出せ」と圧力をかけたドナルド・トランプ前大統領と違い、バイデン大統領は同盟を同等なパートナーとして尊重し、それに見合う権限と役割も共有することで、結びつきを深める戦略に出た。バイデン大統領は今回の首脳会談で、韓国を地域安保や経済、気候変動などにわたるグローバルレベルのパートナーとして認め、南北対話や関与、協力に支持を表明したことで、韓国の独自性を受け入れた。文大統領は「台湾海峡における平和と安定維持の重要性」を認めるなど、米中戦略競争の中、米国側へとさらに一歩近づいた」

バイデン外交は、家康型の「鳴くまで待とうホトトギス」である。秀吉の「鳴かせてみせるホトトギス」でなかったが、下線部はクアッドの分科会のテーマである。韓国は、クアッドの準会員になっていることを自覚しなければならないのだ。それは、対中防衛の義務を負ったことを示す。外交は「ギブ・アンド・テイク」である。「ギブ・アンド・ギブ」はあり得ないのだ。その辺の認識を欠くと後で大変なことになろう。

(2)「同盟国が持つ個別の特殊性を考慮する点も、バイデン外交の特徴だ。中国と関連し、先月16日の米日共同声明には「中国」を4回も名指しし、「両国は東シナ海におけるあらゆる一方的な現状変更の試みに反対する」など、攻撃的な表現が盛り込まれた。しかし韓米共同声明では「中国」を名指しすることなく、「国際法の尊重」など緩和した表現が使われた。韓国と日本に要求できる線を守ったわけだ」

日米共同声明では、中国へ対する強い姿勢が滲んでいる。これは、日米がクアッドの一員(正会員)であることを示しており、韓国の「準会員」と異なる対応である。ただ、韓国は無意識のうちに対米外交において「日韓は対等」としている。だが、クアッドという線引きによって日韓は異なる次元に住むことになった。日本は「御三家」となり、韓国は「譜代」の扱いになるのだ。

(3)「バイデン大統領が民主主義と人権、同盟の回復、多国間主義の復元などの“名分”を重視することも再確認された。米国が韓国軍55万人に新型コロナワクチンを提供することにしたのは、韓国のワクチンの要請と国際的公平性の間で、韓米同盟の重視という名分を掲げ、接点を見出した結果だ。

米国が、韓国軍だけのワクチン供給になったのは、クアッドに参加していないことである。米国は、クアッド参加国へワクチンを供給すると明言しているからだ。ここが、「御三家」と「譜代」によって扱いが違うところである。日本は、ワクチンの供給を受けている。

(4)「もちろん、バイデン外交が相手に対する善意だけで行われるわけではない。バイデン外交もまた懸案の解決を目指しながらも、結局は米国人の実利を確保している。オ局長は韓国企業の400億ドル規模の対米投資計画の発表などについて、「バイデン大統領の国内向けスローガンである、『より良き再建』と外交を結び付けた」と分析した」

韓国企業の400億ドル規模の対米投資計画は、江戸城の改修工事に伴う出費と見るべきだろう。「譜代」は、徳川家への忠義心を金銭によって示さなければならないのだ。

(5)「実際、バイデン大統領がつねに穏やかな笑顔を見せているわけではない。中国やロシアなどには強硬な態度を維持し、場合によっては人権などの価値よりも目的の達成を優先する態度もうかがえる。最近、イスラエルとパレスチナ武装政派ハマスの武力衝突の中で、「パレスチナ人の人権に目をつぶってイスラエルを擁護している」という民主党内部の批判にもかかわらず、親イスラエル路線を維持し、休戦に向けた仲裁に力を注いだ。ワシントンのある外交専門家は「バイデン氏は外柔内剛ではなく、表向きにも強い信念があり、自分の考えがはっきりしている、やるときはやるというタイプの人物」だと述べた」

韓国が、クアッドの準会員になりながら、中国へ向けて二股外交を続ける訳にはいくまい。その辺のけじめを守らないと「仏」のバイデン氏が、「夜叉」になりかねないであろう。米国は韓国を、無条件で信頼しているのでないのだ。

引用ここまで

バイデン米大統領は今でこそ「仏」の顔を南超賤に示しているが、もしも南超賤が二股外交を続けたり、死那に対して度が過ぎた配慮をするのであれば、「夜叉」になるというだけのことだ。

かつて、米国の政府関係者が、我々が超賤半島を去るときには、焦土化すると言い放ったらしい。

ここで言う焦土化は、経済的に焼き尽くすということである。

そうすると、否が応でも対日関係でも関係改善を図らねばならなくなるが、それは国民感情が許さない。

また、米国も日本に対して圧力をかけない。

南超賤が反日教育で誤った歴史観を教え込んだ結果であり、反日を票集めのために政治的に利用してきた結果である。

小中華思想と朱子学で染まった超賤人は国際社会では活躍出来ないことが証明されていくだろう。

死那共産党の衰退は緩やかに進むだろうが、南北統一によって時代遅れの政治体制が完成するのはさほど遠くないのではないか。

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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