腐敗

http://hisayoshi-katsumata-worldview.com/

引用ここから

中国人民解放軍は、日清戦争敗北を深く恥じ入っているという。なぜ、日本軍に敗北を喫したか。英国製の最新鋭軍艦を揃えながら、低い兵士の士気が影響した。兵士の給料を上官がかすめ取る悪弊が横行していたのだ。人民解放軍では、この状態が改善されているのか。賄賂の横行は変わらずである。

米国シンクタンクのランド研究所によれば、盗用技術と腐敗が横行しており、「張り子の虎」という分析が出てきた。ランド研究所は、米国で有名な戦略研究機関である。公共政策大学院を併置している。

『大紀元』(7月19日付)は、「技術の盗用と腐敗が横行、中国軍の発展は困難―米ランド研究所」と題する記事を掲載した。

米軍事シンクタンク、ランド研究所7月15日の最新報告によると、中国は他国から軍事技術を盗用し、進歩を遂げたが、ずさんな管理と腐敗の横行で世界トップレベルの軍事技術に追いつくことは困難だと指摘した。

(1)「Defense Acquisition in Russia and China(ロシアと中国の防衛装備品の購入」と題する報告書の中で、ロシアと中国の兵器開発の特徴について分析した。同報告書は「中国が武器開発において、世界最高水準との差を縮めている」とし、「これは同国の人材招致プロジェクトや外国技術の盗用などの措置と密接に関連している。中国の研究開発は他国の軍事技術の盗用で成り立っている」と指摘した。「外国の知的財産の盗用は、短期的には中国の競争力を高めた反面、レベルの向上を阻害している。中国は武器開発の先進国との間に数年の差がある」とその現状を分析した」

下線のように、中国は外国の知的財産の盗用で先進国を追いかけているものの、なお数年の差がある。先進国が技術漏洩を防げば、中国はその分、停滞を余儀なくされる。基礎研究が疎かにされている結果だ。

(2)「報告書は、外国の知的財産権の盗用への依存は、中国の兵器開発能力の向上を妨げる根本的な問題であるとも指摘した。「コピーモデルは、逆行分析(外国製品からその製造過程を逆算)を助長し、基礎研究を犠牲にしている」。「これまで、中国は積極的に留学生を帰国させていた。高給などの優遇措置により、2016年には留学生の約80%が帰国している」、「しかし、これらの若者はシステム統合など大型プロジェクトを管理する経験や、ハイエンド技術を開発するためのスキルを欠いている」と指摘した」

基礎研究あってこそ応用研究が花開くものだ。中国では、基礎研究という土台がないから、良い応用研究を達成できないという根幹的な弱点を抱えている。留学生の8割を帰国させたが、所詮は「研究者の卵」である。ハイエンド研究の経験がないのだ。

(3)「また、報告書は「盗用では問題を克服できないと認識した後、中国は企業の合併や外国技術の買収などを通じて管理経験を獲得しようとした」。「全体的に、中国は現在、弾道ミサイルの分野で長らく克服できなかった一部の問題を解決したが、航空機などの分野では、過去数十年の盗用によって入手した技術に頼っており、それほどの進歩はなかった」とも指摘した」

航空機分野は、過去の盗用技術に依存しているという。だが、先進国が一斉にガードを固めている。古い技術のまま、「最新鋭」を装っているのだろう。

(4)「報告書はまた、「中国はイノベーションや国際的な先進レベルとの差を縮めることで困難に直面している。ハイエンドチップ、潜水艦の消音、航空機のエンジン製造など、多くの分野で依然として突破できていない」。「中国の最先端の研究開発活動は、政府が支持する国有企業に集中するという問題も生じている。これらの巨大企業はさらに大きくなり、これは中国が主張する市場経済の発展とは相反している」。「世界で最も収益の高い22の防衛企業のうち、米国企業が9社と最多。そのすべてが民間企業である。一方、中国企業は8社と米国に遜色ないが、いずれも国有企業である」と指摘した」

1)ハイエンドチップ(最先端半導体)

2)潜水艦の消音

3)航空機のエンジン製造

上記の3技術は、戦争の帰趨を左右するほど重要な位置にある。ハイエンドチップが製造できなければ、最先端の武器開発は不可能である。潜水艦の消音技術は未だに開発されていない。海中で騒音を出す中国潜水艦は、日米潜水艦によってその位置を簡単に捕捉されるので「好餌」となる。航空機エンジンも開発できないのだ。輸入に頼っている。今後は、制約を受けるはずだ。

以上の状況で、中国軍は最新鋭装備を揃える米軍と対抗できるはずがない。それでも、習近平氏は、「中華の時代」到来と意気軒昂である。

(5)「報告書は、不十分な品質検査と横行する腐敗の問題も指摘した。「軍需企業で品質管理を担当する現役軍人は、入隊したばかりの新卒者。彼らは最低限の技術訓練を受けているものの、専門知識が不足しているため、品質検査はしばしば不十分だ」

武器弾薬の品質検査が不十分である。新卒兵士に任されているというが、ここは腐敗とも関わる。納品の際に賄賂を掴まされれば、そのまま「OK」になる。こういう品質不十分な武器弾薬が実戦に使われたならばどうなるか。敗北を免れまい。

習氏は、「戦争して勝てる軍隊になれ」と檄を飛ばしている。この裏には、前述のような暗い事情が存在しているのであろう。

(6)「その上、「中国の政府部門では腐敗現象がはびこっている」という。17期(2007~12年)中央軍事委員会(軍の最高指導機関)では、当時の胡錦濤軍事委員会主席、習近平副主席を除けば、郭伯雄副主席が腐敗で逮捕され、徐才厚副主席も腐敗で逮捕されたが、その後獄中死を遂げた。軍事委員会の委員である梁光烈、李繼耐、廖錫龍、吳勝利、常萬全各氏に関するスキャンダルが報じられていた。18期(2012~17年)中央軍事委員会では、房峰輝・前統合参謀部参謀長は贈収賄などの罪で無期懲役の判決を受けた。張陽・前政治工作部主任は腐敗の疑いで調査を受けているとき、自殺した」

人民解放軍では、昇進に当り賄賂相場が決まっている。上官にその賄賂を渡さないと昇進できないのだ。軍事委員会の郭伯雄副主席や徐才厚副主席は、賄賂で巨万の富を蓄積していて押収された。「軍人と賄賂」とは、堕落の極限である。強い軍隊が生まれるはずがない。清国時代の軍部と腐敗構造は変わらないのだ。

引用ここまで

人民抑圧軍は腐敗しきっている。

つい先日、空母「山東」の甲板が熱に耐えられず、ボロボロらにっていることが判明した。

空母「山東」は「遼寧」続く二番目の空母である。

最初の空母「遼寧」は海上らうかんでいめのん゛やっとという状態である。ジェット銭湯機の離着陸訓練用ぐらいにしかならない代物である。

三番艦はスキージャンプ方式ではなく、電磁カタパルトを用いた最新鋭の空母であるという。

まあ、しかし実際にはどうなのかは動き出してから出ないと判断できない。

また、死那のジェット戦闘機については航行距離が短いことは良く知られている。

ロシア製のエンジンを使っていたり、ロシア製エンジンのコピーだったりする。

ただし、侮れないのはミサイルである。

死那のミサイルは数多い。

ICBMでは米国にまで届くものはないので、なんとかして太平洋に出て、そこから米国にICBMを撃ち込みたいのだ。

人民抑圧軍が腐敗しているから、空母の甲板に安い鉄板を使ったりするのである。

軍の上層部がこれであるから、下に至るまで腐敗している。

昇級するにも金、危険なことを避けるにも金、とにもかくにも金、金、金である。

それは、死那人の人生観が拝金主義であるからだ。

拝金主義の民族には、命をかけて国を守るという責任感など生まれるはずがない。

有事になれば危険なことを避けて、逃げ出すのがせいぜいだろう。

だから、死那はいくら装備や軍人の数が多いといってもそれを有効に使えない、腐りきった張り子の虎なのである。

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

0コメント

  • 1000 / 1000