日記の題名を馘首作戦と書けばあまりにも刺激的なので「各種の作戦」にしました。
引用ここから
北朝鮮問題についていえば、今週末に米中首脳会談、来週中にロシアとの会談。もう準備を着々と進めているとしか見えないですね。
ところが、これ程緊迫した半島情勢の最中、当事者の一角である韓国が爪弾きにされているように見えることです。
緊急で帰任した長嶺安政在韓日本大使がファン・ギョアン大統領権限代行、ホン・ヨンピョ統一部長官、ハン・ミング国防長官との面会を求めても、格が合わないとか何とかいって受け付けません。
アメリカから少しでも情報が伝達されているのなら、こうした態度はとれる筈がないと思いますけれども、まぁ、軍事作戦計画5027を流出させるような国ですから、最早信用されていないのかもしれません。
勿論、アメリカの北朝鮮に対する作戦計画は5027だけはありません。現在分かっているだけでも、更に二つ、作戦計画5029と作戦計画5030があります。
作戦計画5029は、崩壊対応作戦とも呼ばれ、北朝鮮でクーデターなどによる崩壊で不安定化した場合、韓国軍と 在韓米軍の協議で「北朝鮮の内部混乱」を「戦時」とみなして軍事介入することを想定し、1999年に策定された計画です。
そして、作戦計画5030は、2003年の半ばに韓国防衛よりも北朝鮮崩壊を積極的に促進させるため立案された作戦です。これは、北朝鮮の限定的な軍事資源を枯渇させ、金正日(当時)に対する軍事 クーデターなどを誘発させる事態、あるいは最終的に金正日の「除去」に繋がる雰囲気を醸成させることを狙ったもので、次の五つを柱とします。
1)食糧、水、及びその他の戦時備蓄を枯渇させる目的で軍事演習を実施
2)スクランブルにより貴重な航空燃料を消費させる目的で頻繁な偵察飛行を実施
3)戦略的な偽情報により内部混乱を助長
4)政権中枢の幹部たちの亡命を積極的に支援
5)金正日の資金源を壊滅させる目的で外貨の流入径路を遮断
まぁ、平たくいえば"兵糧攻め"です。これらをみれば分かるとおり、1、5(あるいは4も)については既に、米韓軍事演習や経済制裁等で実施している訳です。
ところがそれでは、北朝鮮の核開発は止まなかった。その原因の一つとして、中国が北朝鮮に物資を送り支え続けたと見られているわけです。今回の米中首脳会談でこの点も議題に上ると見られています。
こうしてみると、アメリカが対北朝鮮に対して策定した計画は、他にももっとあるものと推定されます。その中には核関連施設への限定空爆や、斬首作戦もあるかもしれません。
引用ここまで
ここまでの事態の推移から推察すると、米国は南朝鮮を全く信用していないことが良く分かる。
それはさておき、今後の事態はどう展開するのかを私なりに解釈して書いてみる。素人に何が分かるかという声があっても、それはあくまでも一種の推察ゲームに過ぎないので、ご容赦いただきたい。
1 米国、死那狂惨党、ロシアの三つの大国にとっては、北朝鮮という緩衝地帯は絶対に必要である。
2 そして、上記の三国はいずれも、北朝鮮が核兵器を保有することには反対の立場である。
3 そうだとすると、金正恩という変人の独裁者の首だけ取って、北朝鮮国家体制はそのままにして残すというのが一番安心で、安全、そしてコストが最も掛からない方法だ。その後金一族による傀儡政権を作る。これが所謂馘首作戦だ。
そのためには北朝鮮軍部上層部を巻き込む必要がある。ここで活躍が期待されるのが、死那狂惨党序列第三位で金日成総合大学経済学部に留学経験のある張徳江である。彼は朝鮮語も上手だし、なにしろ金日成総合大学に留学経験があるので、軍部の上層部にも知人が多いと言われている。彼の説得がうまく行けば、北朝鮮軍上層部も協力するだろう。
4 更に、北朝鮮軍部を説得して、各施設や核兵器の破壊と放棄を実施させねばならない。核兵器、ミサイル開発に関係した技術者の処分についても考えねばならない。
5 北朝鮮は、こうして民主主義と資本主義を基本的価値観に置く西側諸国と、独裁体制と狂惨主義を基本的価値観に置く東側体制諸国の緩衝地帯になる。ロシアを独裁体制、狂惨主義主義の東側に含めざるを得ないのは、米国との対立が未だに解けないからだ。米国との和解が進めば、それも徐々に解消する。
6 北朝鮮は目出度く緩衝地帯になったが、南朝鮮につていては、死那も米国も、ロシアも日本も興味なしということになる。何しろ、全く信用できないのだから。
そうすれば、資本主義と民主主義に軸足を置きながら、だれも相手にしない変な国にならざるをえない。そうなった南朝鮮が如何に日本に擦り寄ってきても、日本国民は絶対に許さないので、孤立したまま立ち枯れるしかない。
立ち枯れる理由は、経済崩壊、財閥解体、少子化問題、過小国内需要、過剰債務などで立ち直ることは後数十年は不可能だからだ。
これが現在想像可能な南北朝鮮のあり方である。
http://kotobukibune.at.webry.info/201704/article_7.html
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