決着はいつか


引用ここから

対シリア軍事制裁で判ったように、トランプ政権は形式的な国際合意も、国際世論の形成も必要としないのだ。そして、北朝鮮に決議履行を促すモラトリアムも存在しない。

対北武力行使、朝鮮半島有事は開戦カウントダウンもなく、突発的に始まる。

「レッドラインを遥かに越えている」

トランプ大統領は4月5日の会見で、そう語った。米国がシリア武力行使に踏み切る「最後の一線」は、民間人への化学兵器使用だった。では、対北軍事行動のレッドラインは、どこにあるのか?

内外のメディアは、第6次核実験の強行、あるいは米本土に到達するテポドン2改クラスのICBM発射と捉えている。核弾頭搭載可能なICBMが発射台に設置された事態を受け、米艦が巡航ミサイルを放つ…

我が国で議論すべきか議論中の敵策源地攻撃も、トマホークを海自艦のハープーンに置き換えたものだ。しかし、それは2~3年前のいかにも古い世界観で、北朝鮮軍の能力は暗黒方面に激しく進化している。

「我々にとって非常に挑戦的な技術だ」

米戦略軍のハイテン司令官は4月4日の米上院軍事委で、強い警戒感を示した。北朝鮮が2月12日に発射した新型弾道ミサイル「KN-15」に関する評価だ。

レンジ2000㎞以上で全ての在日米軍基地を範囲に納める「KN-15」は、固体燃料によるTEL(起立式移動車両)搭載型。発射前に補足し、破壊することは難しい。そして長距離の「ムスダン」も控える。

更に、米国にとって本土核攻撃の脅威となるのが、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)だ。失敗を重ねた末、北朝鮮は昨年8月24日に射出“成功”。我が国のDMZ内に着弾した。

「許しがたい暴挙」

安倍首相は即座に強く非難したが、国内での報道は低調だった。本当の脅威に直面した際、総じてメディアは押し黙る。そして、金正恩が自らレッドラインを引き下げたのは、この時だった。

中略

ホワイトハウスは躊躇しないだろう。ICBMの発射台設置でカウントダウンは始まらない。北潜水艦が不審な動きを見せ、日本海に消えた時、何十ダースもの巡航ミサイルが38度線の北に飛翔する。

引用ここまで

 本日北朝鮮が核実験をすれば米国は北朝鮮への空爆を躊躇しないだろう。燃料不足に悩む北朝鮮は、一週間程度しか石油が保たないと言われているので、戦闘自体は一週間で終わる。しかし、駐韓邦人保護と日本へのミサイル発射の懸念は消えない。

 個人的には金正恩が死那の説得に同意して亡命でもしてくれる事を願うしかないが、その可能性はゼロに近いようだ。

http://dogma.at.webry.info/201704/article_2.html

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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