見果てぬ夢


引用ここから

『レコードチャイナ』(5月18日付)は、「日本との差は25年、軍事強国・中国の実現に足りないもの」と題する記事を掲載した。

近代の海上戦では、潜水艦の機能が重視されている。海中深く潜り、相手国艦船を攻撃する潜水艦部隊は、経費が安く「軽武装」の典型例となっている。日本は、この潜水艦部隊の能力が極めて高いとされている。日本は、専守防衛の立場上、原子力潜水を保持せず、通常型潜水艦である。だが、潜行能力は世界一である。さらに、「静謐性」で抜群であり敵艦に発見されにくいと評価されている。逆に、敵潜水艦の潜航位置を的確に割り出す探索能力が、米海軍を上回っていると評価されている。

中国潜水艦が、最も恐れているのは日本の潜水艦部隊である。中国が、潜能力(敵潜水艦への防御能力)で世界一とされる日本の潜水艦部隊の潜行位置を探索することは困難である。そこで、東シナ海と南シナ海の海底に敷設した海底ネットワークによって、日常的に自衛隊や米軍の潜水艦情報をキャッチしようという計画が浮上する背景があるのだ。

(5)「中国メディア『東方頭条』(5月17日付)は、『中国が真の軍事強国のなるために足りないもの、日本と25年の差がつく分野も』と題しコラムを掲載し、中国が軍事強国に発展するために必要なことについて伝えた。『専門家や海外メディアの見方を総合すると、対潜哨戒機(対潜水艦戦を重視した航空機)でも、中国は日本に大きく差をつけられている。中国では先般、6機の航空機が対潜水艦戦用に投入され進歩しているが、日本と米国はすでに100機以上の対潜哨戒機を保有しており、日本の“P-1”と米国の“P-8”中国の対潜哨戒機よりも優れた性能を持っている』と述べた」

日本は、潜水艦だけでなく、対潜哨戒機の機能も優れているという。こうなると、海中でも空中でも両面から、敵潜水艦の潜行位置を把握できる。その潜行位置が把握できれば、爆弾攻撃を仕掛けられる訳で、敵潜水艦は「袋のネズミ」と化す。中国は、対潜水艦でまともに日米と戦争して勝てる見通しが立たないのだ。

(6)「中国が第1世代の対潜哨戒機を配備し始めた段階で、日米はすでに第3世代の対潜哨戒機を配備しており、その差は25年に達すると言われている。対潜水艦戦は海上・海中の作戦における基本的な部分であり、日米に大きな差をつけられている。中国はペースを上げて追いつく必要があると結んでいる」

中国の軍事専門家によると、中国の対潜哨戒機能力は25年もの遅れがあるという。艦載機でも中国は、米軍に比べて「幼稚園児」と蔑まれている。それでも巨費を使って「中華の夢」実現を狙っている。最終的に軍事力で米国を上回るには、中国経済の破綻を覚悟した軍拡をしない限り不可能である。少子高齢化の進行で、そういう軍拡の経済的なゆとりはなくなって行く。無駄な軍拡は、第二の北朝鮮をみるようなものだ。

引用ここまで

 かつてソ連は米国とのスター・ウォーズに備えて莫大な金を注ぎ込んだ。現在の死那狂惨党の古代中華帝国復活を目指し、さらに大陸国家が海洋しようとする欲望が、南シナ海に人工島を作らせた。その維持費だけでも大変な金が掛かる。コンクリートは海水で変質しないにしろ。中に使ってある鉄筋が錆びるのでメンテが大変なのだと、以前日記に書いたことがある。

 今度はさらに海底観測の巨大システム施設を作りたいというのだ。どれだけ金が掛かるのだろう。

 死那共産とが放置してきた各種汚染は、もはや生物が存在できる環境ではない。土壌、水、空気、いずれもとても生物が住めるものではない。だから、食料さえも今後は自国では生産が不可能になるか、汚染された食料しか入手できなくなる。

 とどのつまりは、食料や水を輸入するか、あるいは病人が増えるかという問題に集約されて行く。

 死那狂惨党にとっては、自国の勢力拡大の方が自国民の安全・安心、幸福などよりもずっと大事らしい。今ごろになって、帝国主義に夢中になる馬鹿な心理は理解不可能だ。どうせ軍事目的に使うのだろうけれど、実現はしないだろう。

 過剰投資、過剰設備、過剰人員、過剰債務の整理をしない限りは、死那経済は絶対に良くならない。人民元が紙屑同然になる日も近いのに、軍事施設に金を注ぎ込む計画をしているようでは、死那狂惨党の愚劣さが明確に見えたと言うだけの話である。

http://ameblo.jp/katsumatahisayoshi/entry-12280051165.html

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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