奇策か愚策か


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 未だに目覚めない愚劣な日本人がいるので、森友・加計などどうでもよいフェイク・ニュースのせいで安倍内閣の支持率が下落している。

引用ここから

 お友達人事を排し、「重厚な内閣」を立ち上げるため、「ポスト安倍」を狙う石破茂元幹事長に重要閣僚での起用を打診する案が浮上している。石破氏は、自民党や日本のために火中のクリを拾うのか。

中略

「『反安倍』の急先鋒(せんぽう)である石破氏を入閣させられれば、『お友達』色は払拭できるうえ、国民に『安倍首相は変わった。苦言にも耳を傾ける』と印象付けることができる。昨年8月の内閣改造の際、石破氏は『財務相か外相なら受ける』と語ったという。当時、ロシア外交もあり、麻生太郎副総理兼財務相と岸田文雄外相は外せなかったが、岸田氏は今回、党務復帰も希望している。石破氏が『自民党の危機』に立ち上がって内閣支持率が上がれば、『ポスト安倍』の最右翼に躍り出る。石破氏の外相起用はあり得るのではないか」

引用ここまで

 この記事を読んで、私は劉邦のエピソードを思い出した。ざっと以下のような話だ。

 ここから

 劉邦「あれは何を話しているのか」

 張良「陛下はご存じないのですか。あれは謀反をはかっているのです」

 劉邦「天下は最近やっと安定したばかりであるのに、どうして謀反を起こ そうというのか」

張良「陛下は無官の庶民から起こって、この連中とともに天下を取られま した。いま、陛下が天子となってから侯に封ぜられたのは、蕭何や曹 参など以前から親愛なさっていた人々です。誅罰をお加えになったの は、みな平生から陛下と仇怨関係にあった人々です。いま、軍吏が各 人の功績を計算しておりますが、天下をもってしてもすべての封を行うにはたりないと思っています。 ですから、この連中は、陛下が ことごとくは封ずることができないのではないかと恐れ、また、平生 の過失を疑われて誅されるのではないかと恐れて、それ故にあのよう に集まって謀反をたくらんでいるのです」

 劉邦「どうしたらよいだろうか」

 張良「陛下が平生お憎みになっておられて、群臣もみなそれを知っている のは、誰が一番でしょうか」

 劉邦「雍歯がわしと宿怨の関係にある。かれはしばしばわしを苦しめ辱し めた。わしは殺そうと思ったが、その功績も多いので殺すに忍びなか ったのだ」

 張良「いま、大至急、まず雍歯を封じて、群臣にお示しください。群臣は 雍歯が封ぜられたのを見れば、自然に落ちつきましょう」

 そこで、劉邦は雒陽の南宮で酒宴をひらいた。劉邦は雍歯を什方侯に封じ、丞相・御史を 大いに督促して、各人の功績を定めて封をおこなった。群臣は酒をや めてみなよろこんで言った。

「雍歯でさえも侯になった。われわれは別に心配することもなかろ う」

ここまで

 昨日の産経新聞のインタビューでは、森喜郎元首相が「お友達」内閣の印象を避けるには一番遠い人、たとえば石破茂を入閣させると、その印象は薄れるだろうと言っていた。

 だがしかし、真の売国奴である石破茂を外相に起用すると、一時は「お友達」内閣ではないと言う評価が得られて安泰であろう。しかし、もし石破がポスト安倍の最右翼として浮上するようなことになれば、それこそ真の危機である。この真の売国奴をポスト安倍の最右翼などすべきではない。

 石破茂が真の売国奴であるいくつかの理由

1 慰安婦問題を朝日新聞と一緒になってけしかけたクリスチャン

2 靖国不参拝

3 人権侵害救済法案賛成派

4 外国人参政権には絶対反対ではない

5 歴史認識が自虐史観

6 第一次安倍政権の時の裏切り 一度あれば二度目もある。今回の政権批判は二度目だ。

7 北朝鮮の喜び組に籠絡された

8 女系天皇推進派

9 護憲派

 石破が外相になれば、死那や南北朝鮮のハニトラに捕まってうまく外交が展開できないだろう。石破茂の入閣も当関係の仕事もさせてはならない。徹底的に干し上げて、首相にしたい人間の候補にはさせないことが大切だ。

 「お友達」内閣という批判を避けるべきと言う理由で、起用してはならない人物を起用するのは本末転倒である。物事には優先順位があるのだ。

 安倍首相がその点を間違わないように祈っている。

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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