http://hisayoshi-katsumata-worldview.com/
引用ここから
習近平氏は、民間企業の発展にも自らの判断で網を掛ける意思をはっきりさせた。浙江省杭州市のトップだった周江勇(54)の逮捕を公表したからだ。逮捕理由は、「資本の無秩序な拡張防止」という習の厳命に背いた政治的な罪だという。単なる汚職ではない。企業の発展を抑止しなかったという「お咎め」である。
習氏は、完全に皇帝気取りである。中国共産党は、こういう無理強いを行なって、潜在的な企業発展力を削いでゆくのだ。そのブーメランは、すべて習氏に帰ってくることが分らないのであろう。低経済成長→社会不安増大→政治不安→習近平追放論まで行き着く筈。それを理解できないほど、血が頭へ上っている状況だろう。
『日本経済新聞 電子版』(2月16日付)は、「習近平経済、資本も自派に染める 危うい政治選別」と題する記事を掲載した。筆者は、同紙の中沢克二編集委員である。
中国当局は2月11日、アリババ集団が本社を置く1200万人の巨大都市、浙江省杭州市のトップだった周江勇(54)の逮捕を公表した。
(1)「多くの地元の経済関係者がおののいたのは、「反腐敗」運動を指揮する共産党中央規律検査委員会・国家監察委員会による周江勇に関する異例の発表である。「中央の決定に面従腹背の態度をとり、資本と結託し、資本の無秩序な拡張に手を貸した」と断じている。中央規律検査委が、資本の無秩序な拡張を助ける動きを重大な規律違反として罪に問うたのは初めてだ。単なる汚職というより、習が最も重視する「資本の無秩序な拡張防止」という厳命に背いた政治的な罪だといえる」
中略
(2)「この案件では、周江勇の実弟が支配する企業が、アリババ傘下のアント・グループの関連企業に複雑な手法で便宜を図ったことがわかっている。周江勇本人と結託した資本の具体名は明らかにされていないが、中国内の関連報道は、アリババにも絡む問題であることを、あえてにおわせている」
この事件は、アリババへ波及するであろう。ジャック・馬氏を逮捕する前兆とも見える。習氏にとって、馬氏は天敵の関係になっているからだ。
(3)「これには前段がある。中央規律検査委は1月の全体会議のコミュニケで「資本の無秩序な拡張や、プラットフォームの独占などの背後にある腐敗行為をしっかり調査し、権力と資本の結託を断ち切る」とまでうたっていた。杭州市では昨年、官僚ら約2万5000人に関して政治とビジネスの癒着を含む「政商関係」の大々的な調査も実施された。「いずれ、巨大IT企業など資本側の不正行為も摘発され、断罪される」。そういう見方から、民間企業も萎縮している」
下線部は、ジャック・馬氏を指していると見られる。
(4)「もう一つ問題になるのは、周江勇が習の政治的な基盤である浙江省内で順調に出世してきた若手幹部だったことだ。(習に連なる)浙江閥の一員でもあったが、彼は首を切られた。習は、あえて内部の裏切り者に鉄槌(てっつい)を下したのだ。影響は計り知れない。いわゆる習派の中でも誰かが蹴落とされて割を食う段階になった。その犠牲者の第1号が、周江勇だったと考えれば合点がいく。習にとって最終的には政治的に十分、利用できる案件になったのだ。身内にも厳しい措置をとったのだから、習と距離のある勢力は、さらに苛烈に処断される可能性がある」
敢えて、身内の周江勇をヤリ玉にあげて、習と距離のある勢力をけん制する。こうして統治を確実にするのだろうが、虚しいと思わないのだろうか。習氏は、自らの権力拡大で夢中になっている。人間としてみれば哀れな存在である。権力亡者なのだ。
(5)「昨年来、中国経済界には「資本の無秩序な拡張を防ぐというなら、資本の存在そのものの否定になりかねない」という疑問や不満がくすぶっていた。資本が敵視される危険性を感じ取っていたのである。「資本の秩序だった発展を強調するなら、自由度は大幅に下がる」「国が計画して資本を導いてゆくスタイルは、『統制経済』『計画経済』のにおいがする」。1990年代に官界から転じて起業した世代は、経済的な自由を謳歌してきただけに、現状への不満が募る。「これからは、資本の良しあしが、政治的な立場によって選別される」「(習は)結局、資本さえも自分の色に染めて、思い通りに動かしたいのだ」。中国の社会主義市場経済の発展史に詳しい知識人らはこう喝破する」
習氏は、自己の権力維持・拡大のために、経済原則にすら手を突っ込む常軌を逸する行動を始めた。それだけ、強い猜疑心に悩まされている証拠だ。習氏の持ち時間は、次第に終焉に向かっているという予感がするのだろうか。習氏は、焦りに焦っている。もがいているのだ。
引用ここまで
習近平は、権力亡者でありその姿は醜くい。また、権力欲という病気をまき散らす菌である。さらに、屁のように臭い悪臭をまき散らす。まさに、醜菌屁である。
そして、一帯一路に賛同する独裁国家のお金大好き悪漢のトップに「集金してPayするからね」と約束する。集金Payである。
武漢コロナウイルスと同様に習近平は忌避すべき対象である。
密「集」した集団には「近」づかず、密「閉」空間ではいかなる作業もしない。集近閉である。
0コメント