https://kotobukibune.at.webry.info/202203/article_21.html
引用ここから
3.ロシア戦力の中枢に打撃を与えた日本
3月18日、アメリカのエマニュエル駐日大使は、日本が新たにロシア政府幹部ら15人と9団体の資産凍結を発表したことを受けて「国防省や諜報機関の幹部に加え、国営武器輸出企業も対象とすることで、ロシアの戦力の中枢に打撃を与えるものだ」とする声明を発表しました。
エマニュエル駐日大使は、ロシアのウクライナ侵攻について「丸腰の市民、女性、子供を含むウクライナ国民への非合法な攻撃」と厳しく非難し、「岸田文雄首相と日本政府が講じた最新の制裁措置を歓迎する」と述べました。
声明では日本の制裁対象となった「個人と団体は200を超えた」と指摘し、プーチン大統領の「圧政に抵抗していることを明確に示すものだ」と評価しています。
中略
5.民主化できるロシアと民主化できない中国
既に3週間にも及ぶロシアのウクライナ侵攻ですけれども、これが長引けば長引くほど、ロシアの世界からの孤立化が進むことになると思います。
当たり前ですけれども、西側メディアはプーチン大統領を厳しく批判しています。とりわけアメリカのバイデン政権は、ロシアを中国と一緒くたに独裁政権だとして批判しています。
けれども、小説家で歴史研究家の井沢元彦氏は、ロシアは民主化できるが中国は民主化できないと興味深い指摘をしています。
井沢氏は、キリスト教、すなわち神の存在を認めることによって民主主義の母体が出来ると述べています。
つまり、人間を超越した存在である神の御前では、人間同士の優劣など誤差にしか過ぎない、故に「一人一票」でよい、民主主義の母体が出来上がる。他方、中国の朱子学は無神論であるが故に、人の優劣が絶対となり、優れた人が国を治めることに正当性が与えられる。万人平等の思想がないが故に、民主主義は出来ないというのですね。畢竟、無神論国家である中国も民主主義国家にはなれないという訳です。
井沢氏は、ロシアについて、一時期共産主義にかぶれたものの、根本にキリスト教があるが故に、今の民主主義レベルは低いものの、キリスト教の「万人平等」の思想により、時間はかかるけれども民主主義国家に生まれ変わるなると述べています。
鋭い指摘です。
井沢氏は、台湾、香港が民主化できた理由を、外国に占領されたことで外国のマインド、キリスト教の思想が移植されたからだとし、そして日本については、徳川家康が朱子学を導入したのに民主国家になれたのは、明治に天皇陛下を神の座に押し上げることで、陛下の臣民という形で「万人平等」の思想を定着させたが故だと述べています。
引用ここまで
井沢元彦の指摘は鋭い。
死那は朱子学の悪影響を受けており、上下関係でしか物事を考えられない。
しかし、勝者とは優れた人とは限らない。
いかに卑怯で汚れた手段でも、勝てば良いのだ。
だから、「優れた人」というのはただの修辞学にずない。
そして、頂点に立った勝者だけが全ての栄光、名誉、富を独り占めするのだ。
また、中華思想に汚染されているので、諸外国との対等で平等な交渉ができない。
だから、ロシアのプーチン独裁終了後も、死那狂惨党の独裁が続き、死那狂惨党は世界からますます孤立する。
そういうわけで、ロシアがなくなった後には平和な国作りがなされるだろうが、死那はそうはいかない。
馬賊の親分が並び立ち、新たな喧嘩が始まることになる。
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