https://www.dailyshincho.jp/article/2022/04181700/?all=1&page=2
引用ここから
――なぜ、韓国人はウクライナに冷淡なのでしょうか。
鈴置:ロシアと敵対する覚悟がないからです。韓国人にとって、ロシアの前身たるソ連は一貫して安全保障上の脅威でした。
中略
――でもロシアの蛮行を許せば、中国の台湾侵攻を誘発しかねません。
鈴置:それは日本人の発想です。韓国人は、中国を念頭にロシア批判に乗り出せば中国も敵にする、と考えるのです。台湾への侵攻を牽制するよりも、中国に嫌われないことの方がはるかに重要なのです。韓国は中国との戦争にも勝ったことはありません。新羅と唐の戦いでは「勝った」ことになっていますが。
中略
――だったら、そもそもゼレンスキー演説など受けねば良かった。
鈴置:韓国には3月中旬頃、ウクライナ政府から演説の打診があったようです。が、国会は後難を恐れて相当に逡巡しました。先に引用した「世界で24番目」と遅さを批判したキョンヒャンの記事。「演説を推進中と報じられた後、ほぼ3週間たってようやく実現した」とも書きました。「逡巡」も暗に批判したのです。
中略
――韓国は異質な国なのですね。
鈴置:世界も「韓国の異質さ」に気付きました。米国は対ロシア制裁に加わろうとしない韓国を罵倒しました。国務省が所管するVOA(Voice of America)を通じ、「同盟国の中で唯一米国と行動を共にしない国」「恩知らずで愚かな国」と名指しで非難したのです(「中国が早くも『尹錫悦叩き』、米国は『なんちゃって親米はやめろ』」参照)。
「恩知らず」とは朝鮮戦争の際に世界中から助けて貰ったのに、ウクライナが同様の境遇に陥った時に知らん顔をした、という意味です。実は、韓国国会でのゼレンスキー演説も朝鮮戦争に言及しています。以下です。
・This could be seen in the 20th century. And you remember that. You know what it's like to defend your land. You remember when in the 1950s you were attacked by those who wanted to destroy your freedom.
「20世紀にはこんなこと[侵略戦争]が起こった。1950年代にあなたたちも、自由を破壊しようとする攻撃を受けただろう」とゼレンスキー大統領は韓国人に呼びかけた。
そのうえで武器供与を求めたのです。戦車「T-80」などウクライナの兵士にとって使い勝手のいいロシア製兵器が中心のようです。もちろん、ロシアの顔色を見る韓国は供与するつもりはない。屁理屈をこねて拒否しています。
「弱い輪」はQuadお断り
――尹錫悦政権になったら韓国は外交姿勢を変えませんか?
鈴置:米政府は楽観していません。3月19日、Quadへのオブザーバー参加を拒絶しました(「中国が早くも『尹錫悦叩き』、米国は『なんちゃって親米はやめろ』」参照)。それは尹錫悦次期政権が「米国回帰」の証として打ち出した目玉政策です。
本気で米国側に立つ覚悟がない韓国を、米国は日米豪印の対中包囲網たるQuadに入れるつもりはないのです。「腰の入らない韓国」を加えれば、中国が「同盟の最も弱い輪」となる韓国を狙い撃ちしてQuadを崩しに来るのは確実だからでしょう。
ワシントンポスト(WP)が当選後の尹錫悦氏にインタビューしましたが、やはり「腰の入らない韓国」にスポットを当てました。記者は「Quadの既存メンバーは、経済面で対中依存度の高い韓国を信頼できるパトナーと見なせるのか……」と聞いています。
一問一答「Interview with South Korea’s next president, Yoon Suk-yeol」(4月14日)からその部分を引用します。
・You want South Korea to join the Quad, which is a grouping to counter China’s rise. But South Korea is still heavily dependent on China economically, and of course it also has North Korea to think about.
・Given these circumstances, why should Quad members view South Korea as a credible partner and a potential new member? And how can South Korea diversify its economy so that it is less dependent on China?
これに対し尹錫悦氏は「政治と経済、つまり米中は両立できる」(South Korea can coexist between these economic and political issues when it comes to China and the United States.)と答えました。
すると、WPの記者は、政治的に米国に寄ったら中国から経済的にいじめられたTHAAD(地上配備型ミサイル迎撃システム)の配備問題を引き合いに出して「あなたの言う『政経分離』には現実性があるのか」とたたみかけました。
・You can talk about THAAD [a U.S. missile defense system deployed to South Korea] as a security matter, but it carried real economic costs for South Korea. So would you actually separate them? Is it realistic?
これはWPのインタビューというより、米政府による尹錫悦次期大統領への「口頭試問」です。なお、WPはウクライナに対する武器供与をするつもりはないかとも聞きましたが、尹錫悦氏は「様々な障害」を理由に拒否しました。
――最後にもう一度、聞きます。ロシアが怖いことも分かりました。中国の顔色を見ていることも分かりました。でも韓国は、自由と民主主義の側に立たずして、それを守れると思っているのですか?
鈴置:そもそも、韓国は自由と民主主義を守ろうなどと考えてはいません。
――韓国は民主主義国家になったと思っていました。
鈴置:新聞への検閲や拷問がない、あるいは公正な選挙が行われている、という意味では民主主義国になったのでしょう。でも、自由と民主主義を死に物狂いで守ろう、とまでは考えてはいません。
その証拠に、自由や民主主義の基礎となる法治がどんどん崩れていても――もともと怪しいのですが、気にも止めません。未だに「我が国はアジア最高の民主主義を実現している」と多くの韓国人が本気で信じている。少なくとも、欧米や日本型の民主主義を目指してはいないのです。
引用ここまで
朝鮮民族というのは、途轍もなく恥知らずであり、恩知らずである。その上、見栄ばかり張る。事大主義であり、小中華主義に汚染されている。
だから、とてもではないが自立することなど不可能な屑民族だ。
今度ばかりは米国も助けないし、日本も助けない。
いくらユン・ソクヨルが日本に擦り寄ってこようとしても、日本との関係改善は望めない。
それは、自称徴用工裁判と慰安婦問題という、国際法上あってはならない違反をしているためである。これは、南超賤政府が国際法違反なのだと自覚して、自国民に説明するしかない。だが、それは不可能だろう。なぜなら、南超賤の国民は「日本が悪い」としか考えていないから、合理的説明など受け入れることはない。そのような愚劣な国民に仕立てたのは南超賤の歴代政府なのだから、いったん日本との関係は破綻させるしかないのだ。
破綻した後でやり直しをする場合は、国際法とは何かを自国民にきちんと受け入れさせて、それから歴史の事実関係をきちんと見直すしかないが、事実や真実には興味がない超賤民族には無理だろう。
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