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引用ここから
中国は、習近平氏の国家主席3期目を巡る思惑で混迷している。習氏が、今秋の共産党大会で思惑通り3選を実現するには、これまで習氏による指導が誤っていなかったことを「証明」しなければならない。すなわち、次の2点であろう。
1)ゼロコロナ政策は、人命を尊重する共産党の思想に則していること。
2)米国へ対抗する外交政策は、間違いなく共産党の思想に合致する。それゆえ、ロシアと協力していくこと。
習近平イデオロギーとは
以上の2点は、単なる政策の域を超えて「イデオロギー」化されている。イデオロギーとは、物事に関して歴史的・政治的な自分の立場によって構築された考え方である。つまり、前記の2点は、結果がどうなれ、習氏の政治的な立場を有利にするべく採用された政策である。中国の将来に対して、どのような結果をもたらすか。そういう視点よりも、習近平氏の利益になるかどうかが、重大な関係を持っている。
こういう視点に立つと中国の今後は、極めて不安定にならざるを得ない。
1)ゼロコロナ政策は、2年前の武漢で始まったコロナ感染で、ワクチンもなく治療薬もない状況で、やむなく採用された都市封鎖(ロックダウン)である。習氏は、このロックダウンでコロナを収束させたが、根絶させた意味での終息でなかった。習氏は、内外に向けてあたかも「終息」させたように宣伝し、政治的得点につなげたのである。まさに、イデオロギー化させたのだ。
ゼロコロナ政策が、イデオロギー化された以上、もはや撤回は不可能になった。人口2500万人の上海市でもこれを行なった。その結果、何が起こっているか。中国GDPの2割を占める「長江経済圏」を麻痺させている。上海市は、この長江経済圏の要である。要が封鎖された以上、縁辺都市の経済機能も半身不随になった。
イデオロギーは、相手に対して無批判に受入れることを要求する。ゼロコロナ政策が、世界防疫対策において邪道であることを、中国疫学専門家が言い出せない「同調圧力」を生んだ。中国製ワクチンの効果がなくても、米独製の優秀ワクチンの導入を言い出せなかった。こうして、ゼロコロナ政策を撤廃する機会を失ったのである。
中略
中国の習近平イデオロギーは、習氏個人を守る役割をしているが、中国の国益を害していることは明白である。それは、経済動向に顕著に表われている。
中国国家統計局が、4月30日に発表した2022年4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は47.4と、前月より2.1ポイント低下した。2カ月連続で好調・不調の境目である50を下回った。新型コロナウイルスの感染拡大により、最大経済都市の上海市はロックダウンに追い込まれ、中国全土の物流が混乱している結果である。
4月の非製造業のPMIは41.9と、3月から6.5ポイントも落ち込んだ。2カ月連続で50を下回った。原因は、ゼロコロナ政策によるものである。こうして、製造業・非製造業ともに、50を割り込んでいる。ゼロコロナという網を張った以上、途中で止められない事態に陥っているのだ。「毒を食らわば皿まで」という言葉がある。もはや、ゼロコロナ政策を中途半端に止められない以上、今秋の共産党大会まで続けるほかない状況だ。
引用ここまで
総加速師である習近平は、頭が悪い上に強欲であるので、何が何でも自分の地位を死ぬまで続けたいと思っている。
ゼロコロナなどありえない。
目に見えないウイルスや細菌を人間が操作することなど絶対にできない。
愛国者でもある近平は、国有企業が大好きで、民間企業の台頭は嫌う。
まことにもって、頭のおかしな御仁であるが、小学校しか出ていない近平ならではだ。(形の上では精華大学を出たことになっているが、父親のおかげで同大学に入れた)
ゼロコロナと国有企業優先の政策が何をどのようにするかなど、目に見えている。
いずれにしても、死那狂惨党が弱体化して滅んでいくのは人類の平和にはとても良い効果がある。
ゆっくりと高みの見物をしていよう。
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