プーチンは負けた

https://kotobukibune.at.webry.info/202205/article_12.html

引用ここから

1.プーチンの敗北宣言

5月9日、ロシアのモスクワで対独戦勝記念日の式典が行われ、プーチン大統領が約10分間の演説を行いました。

中略

このプーチン大統領の演説について、筑波学院大教授の中村逸郎氏は「演説の最大の焦点は、ロシア軍の犠牲に言及した点です。負傷兵や遺族の暮らしを保障する大統領令に署名したとも言っていました。『特別軍事作戦』の失敗を認めた事実上の敗北宣言と言っていい。戦況が好転する見通しもなければ、国内基盤も揺らいでいるためでしょう。プーチン大統領は非常に弱気になっている印象を受けました」とコメントしています。

中村教授は勝利していないどころか"敗北宣言"とまで指摘しています。

中略

2.この戦争はロシアが始めたものだ

プーチン大統領は今回の演説で、米欧がロシアの国境付近で脅威を作り出したことで、先制攻撃に踏み切るしか選択肢がなかったと主張したのですけれども、これに対し、欧米からは「虚偽」の主張を並べてウクライナ侵攻を正当化したと、非難が噴出しています。

5月9日、アメリカのホワイトハウスのジェン・サキ大統領報道官は、荒唐無稽な虚偽情報だと指摘した上で「この戦争が西側の計画で引き起こされたというのは明白な出鱈目だ」と反発しました。

中略

3.疲弊するロシア軍

では、ロシアがこのままずっと戦い続けるのかというと、戦線維持に支障を来し始めているという指摘があります。

5月5日、イギリス軍のラダキン国防参謀長はテレビのインタビューで、ロシアのプーチン大統領が軍に物資を供給するための厳しい「補給戦争」に直面しているとの見解を示しています。

これまでロシアはミサイル製造に必要な半導体などのハイテク製品を外国から調達していたのですけれども、経済制裁の一環として、国際的な輸出規制によりそれらの入手が難しくなったことなどから、軍事物資の調達がままならなくなっているようなのですね。

西側情報筋は「兵器や燃料といった物資の生産が、需要に全く追いついていないようだ……軍需関連工場の稼働率は平時より低い。戦車が故障しても部品を十分に生産できていない」とし、現在の規模の戦闘を維持した場合、月内か6月には、軍事資源が枯渇すると分析していて、「ロシアは規模を縮小し、長期戦に持ち込む公算が大きい」と見ているようです。

これが本当であれば、経済制裁の影響が早くも効果を発揮していることになります。

4.戦術核しかなくなった

ロシア軍の補充がおいつかないのは兵器だけではありません。

5月2日、イギリス国防省は、ロシアが侵攻開始時に投入した兵力について、4分の1以上が「戦闘不能」になった可能性が高いとする分析結果を公表し、空挺部隊を含む精鋭部隊が最も大きな打撃を受けているとされ、部隊再建に「数年を要する」としています。

付け加えるならば、プーチン大統領自身の重病説もあります。

これらを見る限り、ロシア軍は、人も物もジリ貧になっているとみてよいのではないかと思います。

もし、ロシアが、これから長期戦にシフトしたとしても、ジリ貧が解消できなければ、どんなに粘ったところでやがて力尽きるのは目に見えています。だとすれば、勝つためには、短期で決着をつける他なくなります。

中略

5.アジア危機を画策するプーチン

では、プーチン大統領は戦術核の使用に踏み切るのか。

これについて、ジャーナリストの加賀孝英氏は、米英情報当局からの情報として次のように述べています。

・プーチン氏が戦術核や化学兵器(サリン)の使用を決断した。当初、戦勝記念日の式典で、ウクライナへの特殊軍事作戦での『ロシアの完全勝利』を宣言する予定だった。ところが、現状は『敗北』だ。侵攻以来、約2万人のロシア兵が死んだ。暴動が起きる。5月中のXデー設定に入った。

・だが、ロシアが戦術核や化学兵器で攻撃すれば、アメリカやNATOが、ウクライナに直接介入しかねない。それを阻止するため、中国と北朝鮮に軍事支援を要請した。台湾危機や沖縄県・尖閣諸島危機、朝鮮半島危機を起こす。5月危機で、アメリカとNATOを動けなくする企みだ。

更に加賀氏は、日米情報当局関係者から入手した次の情報を明かしています。

・ロシアは国家崩壊危機だ。欧米諸国の経済制裁が致命的だ。独立系メディアによると、今年1~3月に約388万人が国外脱出した。さらに、プーチン氏が『国家総動員令を発令する』という情報が流れ、徴兵反対の若者、反プーチン派の市民が反発、破壊活動が相次いでいる。ロシア市民とクレムリン関係者から、アメリカ情報当局にプーチン情報の提供が殺到している。

・プーチン氏は半狂乱だ。失脚、暗殺におびえている。ウクライナ電撃占領作戦失敗の戦犯、セルゲイ・ショイグ国防相やワレリー・ゲラシモフ参謀総長、アレクサンドル・ボルトニコフ連邦保安庁(FSB)長官たちを『無能』と罵っている。軍部と情報部が関与した『秘密クーデター部隊』は決起寸前だ

・ロシアが、シリアに『支援部隊』を要請した。ひそかに『約4万人が用意された』ようだ。プーチン氏は生き残りに必死だ。第三次世界大戦すら画策している。プーチン氏はアメリカ以上に日本に激怒している。『岸田政権に裏切られた』と

このように、ロシアは戦術核や化学兵器を使用するために、中国と北朝鮮を使って、東アジアで紛争・危機を起こさせアメリカとNATOを動けなくさせるというのですね。

5月3日のエントリー「岸田総理が韓国代表団と面会した理由」で筆者は、このタイミングで北朝鮮に暴れさせることで、ウクライナでの西側諸国の圧力を減じさせるのではないかと述べたことがありますけれども、上述の日米情報当局の情報が本当であれば、それ以上のことが起こる可能性があることになります。

西側情報筋が分析しているとおり、ロシアの軍事資源が5月か6月に枯渇するのであれば、ロシアが勝つためには、それまでに決着をつけなければなりません。これは5月中のXデー設定に入ったとする米英情報当局の情報と符合します。

状況はかなり深刻になっていると警戒すべきかと思いますね。

引用ここまで

プーチンという狂った老人の妄想から始まったウクライナ侵攻は、ロシア軍の士気の低さ、大義のなさ、ロシア軍備の不備や低性能、西側がウクライナに支援する最新兵器の高性能、ロシアの補給の下手さ、準備不足と相手を舐めていたことなど、様々な要因が複雑に絡んでいる。

徹底的にロシアを叩いて立ち上がれないくらい弱体化すべきである。そして、ロシアの大地から、旧ソ連のような帝国を夢見る馬鹿が出てこないように分裂させるべきだ。

とにかく、プーチンは己の狂った歴史観や旧ソ連のような帝国を作ろうとした己の野望などに負けたのだ。

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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