https://www.zakzak.co.jp/article/20220513-KPEVS4OUBNNJHBCKDGPQ4PFEGM/
引用ここから
中国の高玉生元駐ウクライナ大使(74)が研究機関のシンポジウムで、ロシアのウクライナ侵攻を巡り「ロシアの敗北は時間の問題だ」などと発言した。
中国語ニュースサイトによると、高氏は背景としてソ連解体後のロシアの衰退があると指摘。今後も、プーチン大統領指導下での復興は不可能だとの認識も示した。
関連記事はその後、ネットから削除されたが、中国側のロシアに対する本音をうかがわせる。
中略
ヘインズ米国家情報長官は10日、上院軍事委員会の公聴会で、ロシアがウクライナ侵攻で苦戦するのを見て、中国は台湾への軍事侵攻に「自信が持てずにいる」との分析を示した。
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は7日、英紙フィナンシャル・タイムズのイベントで「プーチンの行為が米国と欧州の結束を強めた」ことに中国が落胆していると指摘。ロシアの残虐行為により「習氏は中国の威信にも傷が付きかねないと不安に感じている」との見方を示した。
「習氏はプーチン氏を見限るだろう」とみるのは、筑波大学名誉教授の中村逸郎氏だ。
「軍事作戦が失敗で終わる中で、端的に演説では勝利宣言ができず、『敗北宣言』に近い内容だった。盟友であるベラルーシのルカシェンコ大統領も欠席している。習氏はプーチン氏の外交手腕を認めていたが、今回のつまずきは大きい。2人の蜜月は『強制終了』するのではないか」との見方を示す。
中国の張漢暉駐露大使は5日、タス通信に対し、科学技術分野に関しては中露が協力を引き続き推進していくと述べた。だが、G20(20カ国・地域)でも孤立必至のロシアに中国が手を差し伸べるかは疑問だ。
中村氏は「これまでロシアが中国より『やや上』の関係だったが、今後は、天然ガスなど資源供給国に成り下がってしまうこともあるのではないか。ロシアからの人口流出が続く中、労働力でも中国に頼らざるを得ず、ロシア極東部は中国になかば実効支配される可能性もある」とみる。
ロシアの地位低下に伴って注視されるのは、「G20の中で中国とインドが発言力を増す可能性がある」(中村氏)ことだという。
インドは日本と米国、オーストラリアの戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」の一角を占めるが、旧ソ連時代から武器の提供を受けてきた経緯もあり、対露制裁には及び腰だ。
こうした中、中国の王毅国務委員兼外相は3月末、インドのジャイシャンカル外相と会談し、関係改善を模索したと伝えられる。
引用ここまで
非同盟主義のインドは、死那と対立している。一方、ロシアとは武器や資源の貿易で仲良くしている。
一筋縄ではいかないインドを西側諸国の仲間に引き入れるには、次の用件を満たしてやることが大切だろう。
1 ロシア製の武器よりも西側諸国が提供する武器のほうが優秀であることが、かなり明白になったが、このこのとをインドにきちんと証明してやること。
2 西側諸国の武器を提供するので、インドはロシアかにの武器を購入しないように求めること。ただし、資源に関してはいかなる制限も付けないこと。制限を付ければインドは西側諸国には立たない。
3 死那との対立には西側諸国が支援をすることを約束し、実行すること。
4 非同盟主義では周辺諸国のパキスタン、スリランカ、イラン、アフガニスタンなどとの摩擦を防ぐのが難しいことを証明してやること。
5 米国が西側諸国の代表として交渉するのではなく、西側諸国全体でインドと交渉すること。
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