甘い認識

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引用ここから

米国大統領バイデン氏が、5月20~22日まで韓国を訪問した。日本で開催される「クアッド」(日米豪印)4ヶ国首脳会談へ出席するため、日韓同時訪問になった。

今回のバイデン氏による日韓訪問は、対中戦略の基礎固めをする上で大きな意義を持っている。具体的には、次の点である。

1)日米韓三カ国の足並みを揃えて、対中朝戦略を構築する。

2)経済と安保を一体化する「インド太平洋経済枠組」(IPEF)をスタートさせる。

3)クアッド4ヶ国の結束を固める。

日米韓三カ国の足並み揃える

バイデン氏は、前記の3点について韓国の同意ないし関心表明を取りつけた。これは、今後の日韓関係についても「対立」から「調和」へと大きく舵を切ることを意味する。韓国の前政権は、ことごとく「反日姿勢」を貫き、国内政治に利用してきた。新政権によって、「反日」から脱する機会が生まれようとしている。

韓国は、日韓融和の利益が韓国へ多くもたらされることを認識している。「反日」が、韓国に不利益をもたらしたからだ。このことを、文政権5年間の愚行で骨の髄まで叩き込まれたであろう。具体的には、日本が輸出面の手続きで、韓国を「ホワイト国」から除外したのがそれだ。韓国が、「親日国」でないと見限ったのである。

中略

韓国の反日構造は、文政権が代わっただけで好転する可能性を持っている。日本の「嫌韓」も、突き詰めれば「文在寅」の振る舞いに反感を募らせていたはずである。その文政権が消えたのだから、日韓関係は振り出しに戻れる可能性もあるだろう。

今回のロシアのウクライナ侵攻は、「中ロ枢軸」という印象を世界的に広めることになった。日本が安全保障上の仲間として、嫌いな韓国を入れないというのも一つの選択であろう。ただ、仮に韓国が「中朝ロ」によって攻め込まれる状況を想定すれば、日本にとっても憂慮すべき事態が起こる。韓国で発生する大量の難民は、隣国の日本が引き受けなければならないのだ。ウクライナの難民が、隣国ポーランドへ殺到したケースを見れば分るであろう。

意味深の米韓共同声明を読む

ここで、5月21日に発表された米韓首脳会談の共同声明の主要部分を見ておきたい。尹(ユン)政権がいかなる外交安保政策を持っているかが分るのだ。

1)「自由で開かれたインド太平洋」の重要性を認め、相互協力の強化に同意する。韓国独自のインド太平洋戦略枠組みを策定するという尹錫悦大統領の構想をバイデン大統領は支持する。「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」を通じ、緊密に協力すると約束する。

IPEFは、「経済と安保」を一体化する経済的な枠組である。韓国は、これまで「安全保障は米国、経済は中国」という外交政策であった。これについて、「バランス外交」と称し、米中対立のバランサーになると言ってきた。米中バランス外交の歴史は長い。2003年に発足した盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代から米中バランス外交が唱えられ、その後の政権はすべてこれを踏襲した。中国経済の急成長時期と重なっている。

GDP10位の韓国が、GDP1位と2位の米中対立を仲介できるはずがない。中国は、韓国の外交政策を上手く利用して、米韓同盟に軋轢が生じるように仕向けてきた。韓国は、それとも知らず中国に接近して北朝鮮の軍事暴走を食止めたいと努力した。その効果は、全くなかったのだ。核とミサイルの開発時間を与えた結果に終わった。

引用ここまで

私は個人的に勝又さんの記事が大好きだ。

しかし、以下の部分は勝又さんの認識が甘いとしか言えない。

「日韓関係は振り出しに戻れる可能性もあるだろう。」

日韓関係は完全に破壊された。

これを振り出しに戻すには莫大なエネルギーが必要になる。しかも、日本は何もすることがない。一方的に南超賤が努力せねばならない。

あれだけの反日教育を続けた結果の集成なので、振り出しに戻せるはずもない。

なぜなら、大統領がいくら日本に近寄ろうとしても、南超賤国会は野党が牛耳っているので、ことごとく反対されるだろう。

慰安婦問題と自称徴用工の問題は、国際条約違反なので国際合意の慰安婦問題を守り、国際条約違反の自称徴用工裁判はなかったことにせねばならない。

それだけの努力をユン大統領一人で行うことは不可能だ。

まず、南超賤国民になぜ国際合意とか国際条約を守らねばならないのかを説明せねばならないが、その場面だけで南超賤国民が納得できないということが容易に察せられる。

だだでさえ、感情的で頭が悪い国民には国際合意や国際条約など、どうでもいいのだ。

したがって、南超賤国民を納得させられない大統領は結局何もできないいまま任期切れを迎えることになる。

日本としても南超賤のことなどにかまっている暇はないので、ちょうど良い。

このままずっと関係が希薄なままでちょうど良いのである。




孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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