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引用ここから
歴史を改ざんする。これは、民族として絶対に行なってはならないことだ。韓国民族派は、日韓併合のマイナス面だけを取り上げ、プラス面をゼロとする歴史観を国民に強いてきた。これに異論を唱えれば、「親日派」として罵倒する。手を付けられない振る舞いを続けてきた。その最たる例が、文在寅政権であった。
こうした歪な歴史観に敢然と反論する主張が表われた。日本の植民地時代と戦後の発展は、日本を「習作」してきた産物である。この現実を認めることで、韓国の発展が始まるというのだ。初めて聞く議論である。
『朝鮮日報』(7月3日付)は、「反日スローガンを叫んでいるうちに『超格差』を失った5年間」と題する寄稿を掲載した。筆者は、ノ・ジョンテ経済社会研究院専門委員・哲学である。
私たち韓国人になじみ深いあらゆる「思い出の歌謡曲」が盗作、あるいは「影響を受けた」日本の歌だというまとめ動画が今も動画共有サイト「ユーチューブ」にアップロードされている。ここ数年、いや数カ月間でも「誇りあるK-POPが世界を占領している」という世界観の中で暮らしてきた20代以下の若い世代が特に大きな衝撃を受けているようだ。
(1)「日本の影響はそれだけではない。「××カン」「××チップ」など、子どものころの思い出が詰まっているさまざまなスナック菓子。その中の多くは日本のスナック菓子と同じか類似した製品だ。アニメや主題歌はどうだろうか。サッカー韓国代表チームを応援する時、韓国応援団「赤い悪魔」たちが『マジンガーZ』の主題歌を歌うと、反対側にいた日本チーム応援団「ウルトラス・ニッポン」側が「なぜあっちが日本の歌を歌うのか」とけげんな顔をしたというエピソードが残っているほどだ」
韓国の言葉にも、多くの日本語が入っている。「先輩」「乾杯」など、韓国ドラマを見ていると気付く。中国でも、日本語が使われている。「共産党」「思想」「科学」などだ。日本人が作った「翻訳」が、韓国や中国へそのまま流れたもの。自然のことである。
(2)「大韓民国の幼年期。我々は経済成長の軌道に乗っていた。子どもたちに小遣いを握らせ始めた。購買力のある児童消費者が登場したのだ。その需要に追いつく最も簡単な方法は、韓国よりも先に高度成長の道を歩んでいた日本を「参考」することだった。新日本製鉄=現:日本製鉄=や日本鋼管=現:JFEエンジニアリング=との技術提携により作られた浦項総合製鉄=現:POSCO(ポスコ)=の例が示しているように、これは事実上、ほぼすべての分野に該当することだった」
米国は、韓国へ製造業を教えなかった。戦後の日本財界人は、日韓併合時代の「贖罪」として、韓国へ技術を教えたのだ。こういう日本の誠意を踏みにじって、「反日」を利用してきた。日本の「謙韓」は、生まれるべくして生まれたものだ。
(3)「問題は、日本に対する二重規範的な態度だ。韓国が日本の大衆文化を公式に開放し始めたのは1998年のことだ。それまで、韓国では皆、あらゆる分野で日本のまねをしていたが、誰もその事実を公に認めない国だった。むしろ反共主義と同じくらい激しく厳しい反日主義が社会全体に渦巻いていた。スロベニアの哲学者スラヴォイ・ジジェク氏の言葉を借りれば、日本の文化を享受しながらもその事実を意識的・無意識的に否定する「obscene(わいせつ)」な状態にあったのだ」
朝鮮の近代化は、日本が行なったものである。司法、教育、鉄道と言った広義の社会的インフラは、日本の財政で行なった。京城帝国大学(現ソウル大学)を頂点に、中等教育・初等教育のすべてを日本並に整備した。世界の植民地で大学まで創ったのは、日本だけである。こういう日本の誠意をすべて否定してきたのが韓国だ。さらに、謝罪を求めているほどである。
(4)「2020年、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義記憶連帯)」のメンバーたちが、日本軍慰安婦被害者たちが暮らす「平和と癒しが出会う家」で、日本のスナック菓子を食べながらワークショップ後の打ち上げを楽しんだことを思い出してみよう。ジジェク氏が言った「わいせつ」とはまさにこういう意味だ。米国のブランドの服を着て、iPhone(アイフォーン)とiPad(アイパッド)で武装して反米運動をする市民団体も同じだ。わいせつな態度で反日主義と反米主義の扇動をしているのだ。彼らは国民が現実の中で日本を見つめることを望まない。想像の中「日帝」と「外勢」に対して永遠の独立運動が続くことを願っている。そうすれば、わいせつな反日主義が維持できるからだ」
反日主義は、金儲けに利用されている。旧慰安婦問題で、無数の寄付金集めが行なわれてきたが、慰安婦の手に渡らずに横領されていた。現在、国会議員にまでなった責任者は裁判中の身である。「反日主義」は、ビジネスであった。
(5)「金大中(キム・デジュン)政権の日本大衆文化開放以降、こうした矛盾は徐々に正されてきた。日本のまねをした時代は幕を閉じた。アーティストや企業家たちはこれまで積み重ねてきた実力をもとに創造力を発揮し始めた。K-POPがJ-POPより世界的になって人気を享受し、サムスンがソニーよりも認知度の高いブランドになったのだ。日本をおとしめながらまねをする「Fast follow(ファスト・フォロー)」モデルはもうこれ以上通用しない。世界10位以内に入る経済大国として、自らの道を開拓すべき段階に到達したという意味だ」
韓国は、K-POPのように日本文化に頼らずに自らの力で未来を開拓しなければならない段階だ。その自覚がないから、相変わらずの「反日」で時間を潰している。文在寅政権という「いかがわしい」政治を繰返してはなるまい。日本の反韓傾向を高めるだけである。
(6)「問題は、文在寅(ムン・ジェイン)政権だった。「二度と日本に負けない」という空虚なスローガンを叫んだ5年間で韓国の半導体産業は「超格差」を失ってしまった。わいせつな反日主義を公論の場から完全に追放しなければならないのはこうした理由からだ。日本に植民地支配されたということや、植民地支配からの解放後も日本を「習作」してきたというのは、誇らしいことではないが無理に否定することもできない韓国の歴史だ。真の「創作」はそのような過去を認めた時に初めて可能になるものだろう」
韓国は過去の歴史を認めることで、日本の果たした貢献を理解すべきである。韓国に大学があるのも、日本が創ったという事実があったからだ。朝鮮総督府という世界的な歴史的建造物は、愚かにも「反日」で取り壊してしまった。台湾総督府は、現存しており政府に利用されている。韓国と台湾では、対日感情でこれだけの差があるのだ。
引用ここまで
なるほど。
まあ、一応現在の南超賤が考えねばならない論点についてはよく考えられていると評価できる。
だがしかし、問題は「文在寅政権」なのではない。
最大の問題は南超賤の政治家の間に蔓延るポピュリズム(大衆迎合政治)と反日教育である。
この二つをやめない限り南超賤は救われない。
かつては米国が日本に圧力をかけて「助けてやれ」とか「妥協してやれ」とか言われたが、現在の米国は南超賤が全部悪いことを知っているので日本には何も言わずに、南超賤に関係改善を迫っている。
日韓関係で何がよくないのかと言う点について、ユン大統領とその部下が問題点を全く理解していないことが最大の問題だろう。
それは、歴史認識の問題などではない。
国際条約・国際合意を守るという固い決意で問題に取り組まない限り、日本は関係改善には尽力できないのだ。
つまり、一方的に南超賤が努力すべき問題なのだ。
そうしてようやくスタート地点に立てるのだ。
日本も努力しろとか、南超賤の国民感情が云々といっている間は、どうにもならないのだ。
日本はその間南超賤の動きを静かに見ていればよいだけである。
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