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引用ここから
英紙『フィナンシャル・タイムズ 電子版』(9月19日付)は、「モディ氏と習氏 プーチン氏と距離を置く発言」と題する記事を掲載した。
中略
(1)「ある欧州高官は、こうした中国やインドの発言を「不快感を純粋、明確に示唆している」と受け止めており、インドと中国が今後、ロシア及び西側諸国への対応を変える可能性があると語った。ある大臣は、発言をロシアに対する「実質的な批判」と理解しているとフィナンシャル・タイムズ紙に対し語った。「特にモディ氏の発言だ。彼は今の事態に不満を持っていると思う」と述べた。モディ氏はプーチン氏に「今は戦争の時ではない」と苦言を呈した。プーチン氏は同氏に「現状が一刻も早く終わるよう全力を尽くす」と約束し、インド側から「これまで継続的に表明されてきた懸念」に言及した。その前には、プーチン氏は公の発言で、習氏が戦争を「懸念」していることを認めた」
習氏とモディ氏によるプーチン氏への発言は今後、プーチン氏の行動へ一定の影響を与えることが考えられる。とくに、ロシアがウクライナで戦略核を使用した場合、ロシアは「仲間内」から外される恐れも出るだろう。その意味で、レッドラインを越させない効果はあるように思う。
中略
(4)「ニューデリーのシンクタンク、政策研究センター(CPR)上級研究員のスシャント・シン氏は「モディ氏の発言は、同氏が意図した通り、プーチン氏を支持してはいないというメッセージを西側諸国に伝える役割を果たした」と語った。モディ氏はウクライナの主権や領土に関する「議論の割れる問題」には触れず、食糧安全保障や燃料・肥料の供給といった戦争の影響に関する点に絞って発言した、とシン氏はいう」
モディ氏は、西側諸国へプーチン支持でないことをアピールした。モディ氏は、米国へ「クアッド」(日米豪印)で接近しているからだ。インドの武器国産化問題で、米国から支援を受ける約束を受け取っている。その「領収書」代わりの発言とも読めるのだ。
引用ここまで
インドは長い間非同盟、中立、全方位外交の姿勢を貫いてきた。
ロシアとは伝統的に良好な関係が続き、ロシアから武器をたくさん買っていた。
一方では、死那とは対立が続いている。
日本とはとても友好的なのだが、米国にはそうでもないというのが実情だった。
しかし、クアッドにも参加しているので、どちらかというと西側諸国寄りであることは間違いない。
ここに来てロシアを批判したと言うことは、もっと西側寄りになる可能性がある。
そうなれば、日本としては大変ありがたい。
大東亜戦争の時にはチャンドラ・ボースを支援してきた日本としては、インドが西側諸国寄りになれば大いに励まされる。
モディ首相と安倍元首相は個人的にも大変仲良しだったので、私も個人的にはインドを仲間に引き入れるのは良いことだと思う。
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