遣唐使廃止の意味

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引用ここから

台湾の非営利団体「台湾民主実験室」が最近、「チャイナ・インデックス(中国の影響力指数)2022」を発表した。それによると、調査対象国82ヶ国中で、日本は52位という結果が出たという。これは、影響が薄いことを示すものだ。ちなみに、韓国は13位と強い影響を受けている実態を裏づけた。

中略

島国の日本は、歴史的に国を護るために強い警戒心を持っている。中国の唐へ260年余も遣唐使を派遣(630~894年)していたが、唐の衰運を見抜いて中止する決断を下した。ここに、それが現れているのだ。遣唐使は実に16回も中国へ渡っている。だが、唐が乱れていることを察知し、菅原道真が遣唐使派遣中止を建議し実行された。日本は、こういう「変わり身」の早さを身に付けていた。現実に、唐はこの13年後に滅びたのである。

遣唐使派遣の目的は当初、唐の制度・文物を導入することにあった。これは、日本の古代国家を形成するうえで唐帝国の国制を模倣しようとしたためにほかならない。とくに文化面でも、同行した留学生、学問僧らによる先進文化の習得、書籍その他の文化的所産の将来に多大な成果をあげた。こうした目的で奈良・平安時代の日本は、唐から多くの制度や文化を吸収したが、決して深入りしなかったのである。

中略

(3)「中国の影響力が最も大きく及ぶ国は、パキスタンだった。パキスタンは中国が展開する「一帯一路(陸上・海上シルクロード)」事業の核心協力国家だ。この10年間、中国はパキスタンにインフラ投資などのために数千億ドル規模の投資を進めてきた。中国とパキスタンは、パキスタンのグワダル港と中国の新疆ウイグル自治区の間の2800キロ区間に鉄道とパイプラインを建設する「中国・パキスタン経済回廊(CPEC)」事業も共同で推進中だ」

パキスタンは、度が過ぎるほど中国寄りあることから、「反中国」テロ集団に狙われている。パキスタンはインドと対立しているが、インドは中国と国境問題で長年の紛争当事国になっている。こういう三角関係で、中国・パキスタンvsインドという対立構図が出来上がったのだ。中国は、インドへ対抗するために、パキスタンへ肩入れする理由がある。

引用ここまで

だから、日本がインドと手を組むのは当然の成り行きなのである。

遣唐使廃止は日本にとってはとても大切な判断だった。

さすがの菅原道真公であった。

日本も早く死那と疎遠になるべきだ。


孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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