「層層加碼」の恐怖

https://kotobukibune.seesaa.net/article/2022-12-15.html

引用ここから

今回のゼロコロナ緩和は、例の白紙デモが引き金になったとも言われていますけれども、中国中央政府からの制限緩和の指示自体は11月11日に一度出ています。

これは、20ヶ条からなるもので、中国問題グローバル研究所所長の遠藤誉氏によると、次の通りです。(10箇条とさほど変わらないので詳細は省略し、16箇条目のみ引用する)

中略

16.「層層加碼」の取り締まりを強化し、むやみに封鎖することを禁止する。

中略

中身は今回の10ヶ条と左程変わらず、入国者に関する項目が増えている程度に見えます。にも関わらず、何故、改めて今回の10ヶ条を出したのか。

11月の20ヶ条うち第16条に「層層加碼」の取り締まりを強化し、むやみに封鎖することを禁止する、とあります。

これは、一層ずつ下のレベルに行くたびに割り増しして封鎖を厳しくするということを意味していて、たとえば中央政府が「A」という程度の封鎖指示を出したとすると、そのすぐ下の行政レベルは「A+α」の厳しさで封鎖を要求し、さらにその下の行政レベルになると「A+α+α」というように、次々と上乗せされ「A+α+α+α+α+‥‥」という具合に、際限なく厳しくなっていくという現象のことをいうのだそうです。

第16条ではこれを禁止していたのですけれども、先述の遠藤誉氏は、末端の現場は万が一緩和政策が失敗して感染が拡大した時の責任を取らせられるのを恐れて、この「緩和指示」を実行してこなかったと指摘しています。

いくら上が指示を出したとて、下がそれを守らないのであれば、指示を出した意味が全くありません。

今回の10ヶ条ではどんな手を使ったのか分かりませんけれども、一応、現場は指示に従って、緩和しました。けれども、その結果が「感染拡大」であれば、そらみたことかと、またぞろ「ゼロコロナ政策」に戻らないとも限りません。

末端は責任を取らされると恐怖に怯えているかもしれませんけれども、逆にいえば、どの末端から責任を取らせられるかによって、今回の緩和指示がどのレベルから下りてきているのか、ある程度、目安がつくのかもしれませんね。

引用ここまで

全てを醜菌屁が取り仕切り、支持を受けた政治家は醜菌屁に忖度し、厳格に支持を守るように部下に指示する。更に下部の組織は忖度を加えて、厳格を要求する。その結果、末端ではどうにもならないくらいに「層層加碼」になるのは、目に見えている。

醜菌屁の頭の悪さがこのような混乱を生み出したし、今後も生み出す。

まあ、総加速師醜菌屁の手腕をじっくり観察しよう。

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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