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『時事通信』(4月1日付)は、「中国人口減少の裏で深刻な若者の『結婚・出産』悲観ムード」と題するコラムを掲載した。筆者は、王青氏である。
中略
(1)「新生児の急激な減少の背景には、中国の結婚件数が年々減少していることがある。昨年、中国民政部が発表した統計から見ると、22年の結婚件数は700万である。これに対して、10年前の12年の結婚件数は1323万だったので、10年間で半分近くに減少した。 急速な経済成長とともに、社会の競争が激しくなった上、不動産価格や教育費などが高騰した。そのため、若者は結婚や出産に対し総じて悲観的なムードになっている。最大経済都市の上海では、市政府が最近公開した「上海2022年年次人口監視統計」によれば、合計特殊出生率がわずか0.7である」
結婚件数が、この10年間で半減近い状態である。1323万件が700万に減ったのだ。これでは出生率が低下して当然だ。
(2)「SNSでは、「自分を養うことすら精いっぱいなのに、どうやって家庭を築き子どもを育てていくのか」「子どもを産むことに対して大変不安だ」などのコメントが常にあふれている。しかも、現在、中国の少子化は都会の問題だけではなくなり、農村部まで深刻さを増している。これまで農村部では「労働力が欲しい、家の後継ぎが必要」という伝統や、「多子多福(子が多ければ幸福)」のような考え方があったため、人々は子どもを多く望み、出生率が高かった。ところが、武漢大学社会学院が農村部で行った大規模調査によると、農村部の若者のうち、約3割は全く子どもを産むつもりがないという。また、子どもは1人だけが良いと思う人が38%、2人までは32%、3人はわずか1.75%との統計である」
引用ここまで
躺平(タンピン)つまり、「寝そべり族」のことを指す。仕事に就かず、自宅でごろごろ寝そべっている若者のこと。
いくら努力しても立身出世は叶わない。それならいっそのこと何もしないで寝そべっていようというのが死那の若者だ。
死那では狂惨党幹部の子供でない限り、上には行けないのである。いくら良い大学を出ても、良い会社に就職することは叶わない。
寝そべっていれば、金も入ってこない。金がなければ結婚もできない。結婚しても子育てに金がかかりすぎるので、子供は要らない。
かくして死那では人口が減少していく。まさしく、未富先老の時代だ。
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