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引用ここから
『東亜日報』(10月14日付)は、「中国『一帯一路』10年の明暗」と題するコラムを掲載した。無署名である。
(2)「中国の習近平国家主席が2013年、政権発足直後に掲げた「一帯一路」構想が10年を迎えた。「一帯」は中国西部-中央アジア-欧州を陸路で結ぶことを意味し、「一路」は中国南部-東南アジア-アフリカ-欧州を結ぶ海路だ。中国と欧州を結ぶこの構想をシルクロードになぞらえて「21世紀の陸上・海上新シルクロード」とも呼ばれる」
習氏が、一帯一路事業を始めた裏には、国内で鉄鋼やセメントなどで過剰生産が起こり、そのはけ口を求めたことだ。
中略
(4)「一帯一路10年を迎えた今年、中国は大々的な広報に乗り出した。中国国家発展改革委員会によると、過去10年間、152ヵ国と32の国際機関が海外経済領土拡大プロジェクトである一帯一路に参加した。アフリカだけでも総延長10万キロを超える高速道路と1千以上の橋、100以上の港が建設されたか、建設中だ。これにより多くの雇用が創出されたのも事実だ。一帯一路関連の中国の累積投資額(2022年基準)は9620億ドル(約1400兆ウォン)にのぼる。中国は一帯一路10年を記念する首脳フォーラムも17、18日に首都北京で開催する。ロシアのプーチン大統領をはじめ、世界130ヵ国の代表が参加する予定だ。驚異的な規模だ」
中国が、一帯一路関連で行った累積投資額(2022年基準)は9620億ドル(約1400兆ウォン)にものぼる。この投資額のうち、どれだけ回収できるか。借入資金の又貸しが含まれており、中国は甚大な損害を受けている。
(5)「一帯一路は、低開発国を事実上中国に従属させる「債務の罠」という指摘が絶えない。中国が、これらの国の経済発展と国家成長を実質的に支援するどころか、むしろ経済規模に比べて過度の債務を背負わせたということだ。バイデン米大統領は最近、一帯一路について「基本的に債務と罠の協定」と非難した。格付け会社フィッチによると、今年4月現在、14件の国家デフォルト(債務不履行)のうち9件がスリランカやアルゼンチン、レバノンをはじめ一帯一路参加国で発生した。米グローバル開発センター(CGD)によると、一帯一路参加国のうち23ヵ国が破産の危機に直面している。21世紀の陸上・海上新シルクロードを標榜する一帯一路に対する世界の懸念が高まる理由だ」
一帯一路事業で、9カ国が財務破綻し23カ国が破綻危機に瀕している。中国が、いかに無謀な貸付をしたかを物語っている。国内でも膨大な債務を抱え、国外でもこういう事態に陥っている。中国自身が、大変な状態に追込まれているのだ。
(6)「人間の好奇心と欲望に従って自由に開拓され、何百年も続いてきたシルクロードは、人類の発展史においてその役割を十分に果たした。しかし、新しいシルクロードを標榜し、21世紀の中国によって人為的に作られたこの「新しい道」が、人類に肯定的な役割を果たしているのか疑問だ。一帯一路が今後数百年持ちこたえるかどうか、あと10年も経てば分かるだろう」
下線部は、重大な指摘である。一帯一路事業の破綻が、中国経済へ跳ね返るという意味であろう。
引用ここまで
政治家個人の利益に目が眩んで自分のポケットを膨らますことはよくあることだろう。
だが、それが一国の将来にとんでもない結果をもたらす。
そのようなことはスリランカやラオス、インドネシアなどいくつもの国で見られる。
死那という国は、人間の弱点を実によく知っている。
賄賂やハニトラ、利権などの餌を与えて飛びつかせる。
インドネシアのジョコ大統領などは見事に引っかかった。
その結果、あれほど戦前からインドネシアを応援し続けた日本を裏切り、死那を選んだ。
その結果スラバヤまでの高速鉄道計画は国家プロジェクトから民間事業への転換に追い込まれ、地下鉄は南超賤に頼らざるをえなくなった。
あと数年もすればインドネシア国民は日本への裏切りを大いに後悔することになる。
まあ、裏切った国々は放置しておけば良い。
そして、本当に後悔し、謝罪してきた国だけを援助してやればよい。
謝罪もできない国は放置し続ければ良い。
南超賤はそのひとつになる。
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