引用ここから
アメリカ、および日本のシンクタンクから「米韓軍事同盟は突然の終息を迎える可能性がある」との提唱が出るようになってきました。
去年から見える形で米韓関係は揺らいでいますが、そもそもはオバマ政権後半からはじまったものであるという話を昨日のエントリでしていますね。
韓国ではトランプ大統領の登場によって米韓関係が揺らいでいるというように語られることが多いのですが、それは明白に間違っています。
かつての(数年前の)アメリカがなぜ日米韓の三角同盟強化にこだわっていたかといえば、中国の海洋進出を防ぎたかったからに他なりません。
「中国の海洋進出に対抗するため」という命題を解決するためであれば日米韓の三角同盟は地政学的にも100点に近い回答ではあるのです。
ですが、そのために韓国は日本側への譲歩を要求し続けてきた。
そんな関係性に終止符を打つための打開手段としてアメリカが暗躍して成立したのが慰安婦合意だったのだ、という話はもうどれだけしたか分からないくらいですね。
なんとしてでも三角同盟を強化したいというアメリカの要望を、うまく安倍政権が逆手にとったということもいえると思いますが。
日本はそういった関係性をここ数年というもの明白に嫌いはじめてきたし、韓国は韓国でパク・クネ大統領がプーチン、習近平と一緒になって天安門に登ってスリーショットを撮影されて大喜びしていた。
おまけに乾坤一擲の慰安婦合意についても韓国が実質的に横紙破りをしてきた。
「どうやら韓国は『中国封じこめ』に参加するつもりがない」ということがアメリカにも見えてきていたわけです。
その一方で日本は安倍総理がダイヤモンド安保構想を提唱するなどして、具体的な対策を出してくる。
本来であれば、日米韓の三角同盟とダイヤモンド安保構想は矛盾するものでもないし、広域と狭域で戦術を使い分けるなんてこともできたはずなのですが。
三不の誓い、特に「日米韓の三角同盟を結ばない」という約束をしてしまった韓国が離脱している状況では如何ともしがたい。
なにしろ三不を理由にして三ヵ国での軍事演習すら断ってくるほどですし、ダイヤモンド安保構想にも加わらないと明言したほどでしたからね。
もう去年の段階で「韓国を切り捨てる」準備は充分に整っているのです。
もし、明日に米韓軍事同盟が切られることになっても「早いな」とは思うでしょうが、意外な選択肢ではないのですよ。
今回の火器管制レーダー照射事件で日韓の諍いにアメリカが一切言及してこないというのは、もはや韓国なしでの安保構想が現実のものであるということを黙認しているからこそなのですね。
ただ、切り捨てるにしても切り捨てかたというものがある、というのは楽韓Webで何度か語っていることです。切り捨てるにも最大利益を得るべきです。
そして、「米韓軍事同盟」が切られつつあるということは、新アチソンラインの最前線に立っているのは日本であるということなのです。
記事では「韓国は米韓同盟解消の動きに備えるべき」とありますが、本当に備えるべきなのは日本人なのですよ。
世界がポストポスト冷戦とも呼べる激動の準備期間に入っていることは誰の目にも明らかだと思うのですが、「F-35を100機も購入するな」だの「空母保有は軍事大国化の野望の表れだ」とか言っている連中はなんなんだろっていう。
この軋みあいの音が聞こえないとか、よっぽど高性能なノイズキャンセリングヘッドホンでも装着しているんでしょうかね。
引用ここまで
http://blog.livedoor.jp/rakukan/archives/5443080.html
トランプ政権以前の米国には、米国の青年を犠牲にしてまで守った南超賤を損切りするような考えはなかった。そして、オバマ政権までの米国は日本には忍耐を強いてきた。
オバマ政権時の、安倍首相の靖國神社参拝に対して「失望した」などと言う発言があったのは、そういう底流があったからだ。
最後の象徴が2015年末の慰安婦問題合意であるが、それも南超賤が無力化してしまった。
そして、トランプ大統領は南超賤には興味はない。興味があるのは死那潰しと北超賤の核廃絶だけだ。
場合によっては、まずは米軍撤退を実施し、その後で北超賤に核の廃止を求める可能性だってある。核を廃止していなければ、北超賤の各施設を絨毯爆撃するだけのことだ。そのような考えは十分にあり得る。
米国が南超賤を放棄して撤退する場合には、南超賤の経済力を残していくはずがない。南超賤を経済的に焦土化して、北超賤が超賤半島を統一しても、莫大な費用が掛かる。ててもではないが、その負担に耐えられるはずがない。
そこまで読めない南超賤は、米国を怒らせ、日本を怒らせた。この後南超賤を待つのは日米同時制裁の可能性だけである。
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