結末

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/63308


引用ここから

外交上の作法に従えば、会談が成功しようと失敗しようと、正恩氏が習氏に報告するのは当然である。それさえできなかったのは、よほどの打撃だったからだろう。メンツ丸つぶれで合わす顔がなかったのだ。

堂々と習氏に会って握手していれば、多少とも失敗を糊塗できたのに、できなかったのは「完全敗北」と、自ら白状したも同然である。このあたりに正恩氏の未熟さが出ている。それも無理はない。正恩氏は他人と交渉する必要がない「独裁者」だ。そのひ弱さが出た形だ。

とくに致命的だったのは「会談は成功間違いなし」と思い込んで、北朝鮮国内で事前に大宣伝を繰り広げてしまった点である。国民は異例の大報道に接して「正恩氏が会談で米国から制裁緩和を取り付けるのではないか」と期待しただろう。

いまさら失敗とは言えず、国営メディアは仕方なく「協議は継続」と報じざるをえなかった。だが、いくら報道管制を敷いても、情報は漏れる。韓国メディアは「北朝鮮で会談失敗の情報が拡散している」と報じた(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190305-00000043-cnippou-kr)。

こうなると、正恩氏はいくら独裁者とはいえ、政治的に厳しくなる。早くも「会談失敗の責任を側近に押し付けるのではないか」などと観測が飛び交っているが、それで乗り切れるかどうか。それより「裸の王様」になる可能性もある。

中略

いま正恩氏は権力掌握後、最大の危機に直面しているとみて間違いない。実は独裁者だからといって、なんでもできるわけではない。国民を食わせられなければ、やがて権力を失う。正恩氏はいま、この「単純な原理」に恐れおののいているはずだ。

中略

文氏は「米朝対立の仲介者」のごとく立ち回ってきたが、仲介者として失敗しただけでなく、正恩氏の意図を読み違えて、本当の役割である「北朝鮮の代弁者」としても失敗した。さらに、トランプ氏の意図を正恩氏に伝えるのにも失敗した。

これでは話にならない。文氏は正恩氏からもトランプ氏からも信頼を失った。実質的に、もう出番は回ってこないだろう。米朝交渉において、文氏の存在感は「風前の灯火」だ。

文氏は何を目標にしていたのだろうか。私は、正恩氏と示し合わせて「南北赤化統一」を夢見ていたのだと思う(2月15日公開コラム、https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59896?page=3)。それも、実は「北朝鮮の核付き統一」ではないか。

引用ここまで


 切羽詰まった金正恩は近々ロシアを訪問するそうだ。最早、金正恩は南超賤の文在寅は頼りにならないことが分かり、また信用できないことも分かった。

 ハノイからの帰り道に北京にも拠らなかった金正恩は死那の習近平を頼りには出来ない。

 そこで、ロシアを最期の頼みの綱にしたいのだろうが、ロシアは資源と兵器産業しかない国だ。

 ロシアも、北超賤に頼ってこられても経済的に支援することは出来ない。ましてや、核問題を巡って米国と全面的に対立するわけにはいかない。

 本来なら、日本を頼みの綱にしたいのであろうし、日本も条件が整えばその用意はある。もちろん、その条件とは、拉致被害者の全員即刻帰国だ。だが、この問題も北超賤の悪辣さを世界に知らしめることになるので、北超賤としては絶対に譲歩したくないだろう。

 そうなれば、米国の言うがまに核や生物・化学兵器を全面廃棄して米国の庇護下に入るか、それとも自暴自棄になって暴走するしかなくなる。

 金正恩が賢い指導者であるならば、米国の庇護下に入る道を選ぶだろう。

1 米国政府は金を出さないが、米国の企業が北超賤に投資余地はある。

2 拉致問題を水面下でうまく処理させて貰い、日本に金を出させる道も残る。

3 習近平が率いる死那は、もうすぐ経済面で行き詰まる。

4 ロシアは経済的に行き詰まっているので、今後も頼りには出来ない。

5 安全保障問題については、米国軍に駐留して貰って、ロシアと死那に備えることは出来る。これは、同盟関係ではなく、米国の属国として生き延びることしか意味しないが、北超賤の金正恩は傀儡として君臨出来る。ただし、金日成の主体思想は崩れる。

 だが、いずれは怒り狂った民衆が金正恩を倒し、文在寅をローソクが囲むことになる。いくら、上下関係が身に染みついた超賤人と言えども、飯の食い上げでは、何かしらの暴動は起こすだろう。その結果は、長谷川さんの予想の通りだろう。

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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