習近平の行く末は

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「金融不安」が中国経済最大の問題点に

7月PMI調査では、国有企業を中心とする大企業の活動が拡大に転じた様子がわかります。中小企業は逆に、前月から悪化したことが明らかになっています。これは、中小企業が信用不安に襲われていることを示唆しています。

中国の国有企業や民営大手企業の金融は、国有銀行を窓口にしていますので安泰です。中小企業は、中小金融機関との取引か、「影の銀行」(シャドーバンキング)に頼ってきました。このいずれもが、多額の不良債権を抱えて身動きできないのです。

中略

不動産バブルで、農地を見境もなく宅地に転用した結果、農地不足が深刻になっています。そこで、古い墓を潰して農地に戻す事態を招いています。中国では、「祖先墳墓の地」を大切にするはずです。そういう美風を覆してまで、農地確保の必要性に迫られています。このことからも、もはや不動産バブルで経済成長を図る時代でなくなったのです。

中略

中国の経済改革派は、米中貿易戦争への突入に強く反対しました。米国の要求は理に適っており、中国経済の近代化に資すると主張しました。保守派=民族派はこれに反対したので、関税引き上げ競争に突入しました。勝敗の帰趨(きすう)は、最初からわかっていました。中国の対米輸出額と、米国の対中輸出額を比較すれば、関税引き上げで不利になるのは中国です。中国経済が今、輸出不振で塗炭(とたん)の苦しみに遭っているのは当然のことです。

こういう状況下でも、中国政府は米国との妥協を拒否しています。ファーウェイが、米国から禁輸措置を受けたからです。

ファーウェイ問題は、中国が5月突然に、米中合意を土壇場でひっくり返した報復措置です。中国は、これにこだわっていると、本題の通商交渉が進みません。中国経済は、7月の製造業PMIで明らかなように、輸出不振が景況悪化をもたらしています。

一方では、信用不安が襲っています。前門の虎(ファーウェイ)と後門の狼(信用不安)という2大難関に挟まれています。

信用不安とは何か。改めて考えてみます。

信用不安とは、まず企業が倒産するかもしれないという噂や情報が飛び交うことです。金融市場で信用不安が広がると、クレッジットクランチ(信用収縮)を引き起こします。信用不安が社会全体に広がると、金融市場の暴落や金融機関の破綻などに結びつきやすく、経済を悪化させる要因と考えられています。

現在の中国は、前記の状況にはまり込んでいます。社債のデフォルト(債務不履行)が頻発しています。最近は、ドル建て債券までが元利金を返済できず、デフォルトに陥っています。

この結果、クレッジットクランチ(信用収縮)が進んでいます。金融機関が貸し渋り状態になっています。中国人民銀行が、相次ぎ預金準備率を引き下げても、マネーサプライ(M2)の増加率は、毎月前年比8.5%程度でそれ以上は増えません。銀行が、信用創造を抑えている=貸し渋りをしている結果です。

この状態は、日本もバブル崩壊後に起こりました。当時は、多分に銀行がヤリ玉に上げられました。「銀行は雨が降ると傘を取り上げる」という比喩で、マスコミを賑わせました。

銀行にとって最も怖いのは、デフォルトの発生です。ある銀行では、貸出責任者の三代前まで責任遡及という話を聞きました。それだけ、貸出には銀行マンの責任が伴うという例でしょう。

引用ここまで


貸出責任者の三代前まで責任遡及とは、よほどバブル崩壊を恐れているのだろう。

明確に言えることは、死那狂惨党は国営企業を守り抜く。敷かし、民間はつぶれるところは勝手に潰すということだ。

そして、ファーウェイは何が何でも守り抜く。ファーウェイは民間企業であり、国とは関係がないと言っているが、どれだけ癒着しているのかがすぐに分かる。人民抑圧軍の所有であることが丸わかりだ。

北戴河会議で習近平はどんなに責められることだろうか。もしかすると、責任を取らされるかも知れない。

早く結果が知りたい。



孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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