離れていよう

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引用ここから

『中央日報』(6月16日付)は、「激しくなる米中競争、韓国、中国依存減らし貿易分散しなくては」と題する無署名のコラムを掲載した。

(1)「新型コロナウイルスは世界秩序の大転換を招いた3大パンデミックのひとつとして記録されるだろう。14世紀に欧州の人口の3分の1を犠牲したペストは封建制生産様式を基礎とする中世を終息させ近代資本主義社会の到来を繰り上げた。第1次世界大戦が終わるころに5000万人の命を奪ったスペイン風邪は保護主義とファシズムを勃興させ第2次世界大戦の原因を提供した。現在進行形である新型コロナウイルスは新自由主義的世界化時代を終わらせ新国家主義的ポスト世界化時代を開いている」

格調の高いコラムである。あえて無署名にした理由は、思い切った主張を展開しているので、今後の風当たりを警戒しているのであろう。それにも関わらず、傾聴すべき内容である。

過去のパンデミックが、世界史を大きく塗り替えてきたという事実を基にして、下線を引いたような変化を予測している。私も、その公算が強いと見る。歴史が後退することなく前進するという仮説に立てば、中国の独裁主義が滅びるきっかけが、今回のコロナ禍となろう。それは、中国を包囲する国家主義的な動きが強まるからだ。習近平氏は、中国衰退の引き金を引いた人物として、世界史に名を残すに違いない。

(2)「各国は国境を超えて拡散する新型コロナウイルスの攻撃に国境という障壁を立てて防御しようとする。その結果、国境を行き来する国同士の貿易と人的交流・交換が急激に減少している。また、自国経済を世界経済と絶縁させ、経済的民族主義を動員して自給自足経済を指向し、海外に出た自国企業に本国に戻れとリショアリングを強要する。新型コロナウイルス以前の世界秩序が新自由主義・世界化・地経学と国際主義を特徴とするなら、新型コロナウイルス後の新世界秩序は新国家主義・汎世界化またはポスト世界化、地政学、新現実主義と民族主義に転換すると予想する」

海外に出た自国企業に本国に戻れというリショアリングは、単なる政治的な意味合いではない。地球の環境破壊が進む中で、今後もパンデミックは引き続き起こりやすい状況にある。そのたびに、サプライチェーンの寸断が起こったのでは、経済活動が停滞する。これを回避するには、リショアリングか政治体制が同じ同盟国で生産機能を保持するしかない。もはや、感染症発症が頻発する懸念のある中国へ、サプライチェーンのハブを置く選択はなくなった。技術革新によって、製造コストを切下げられる見通しも付いたのだ。脱中国は、技術的に見ても合理的選択になっている。

(3)「地政学的に米国と中国の間に位置した緩衝国の韓国は新型コロナウイルス後に展開される米中覇権競争激化に備える戦略を準備しなければならない。戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン専任研究員は、新型コロナウイルス後の米中覇権競争のシナリオとして3種類を提示する」

新型コロナウイルス後、米中覇権競争のシナリオは3種類考えられるという。

(4)「最初に、米中覇権競争は激しくなるが、米国優位の非対称的G2関係が維持される現状維持シナリオだ。2番目が、多者主義再充電と強化による米国の単一ヘゲモニー復活シナリオだ。3番目が、新型コロナウイルス危機への対応失敗で米国の国際権威が失墜し、東アジアで勢力が萎縮する間に中国が力の空白を埋め地域の勢力均衡を変更する者として登場するシナリオだ」

要約すれば、次の3つである。

1)米国優位の現状維持シナリオ

2)米同盟国の強化による米国覇権体制の復活

3)コロナ禍で米国が没落、中国が覇権を握る

(5)「新型コロナウイルス後に米国のヘゲモニーが維持されたり強化されるという1番目と2番目のシナリオが現実化されることに備え韓国は米国覇権につく便乗戦略とともに、中国リスクを最小化するヘッジ戦略を同時に駆使しなければならない。米中非同調化が激しくなる場合に備えて対中依存度を減らし、中国に集中した投資・貿易をあらかじめ分散させなければならない」

3番目のシナリオは考えられない。普遍的な価値観を持たない中国が、世界のヘゲモニーを握ることは、世界を愚弄した話だ。中国は、人間が同じ価値観で集団を構成するという基本理念を理解していない。相手を威嚇すれば、屈服させられるという古代の観念に捉えられている。現在も、秦の始皇帝と同じレベルの思考法に止まっているのだ。

よって、中国の世界覇権はあり得ない夢想である。この基本的な視点にたてば、韓国は、中国に付き従う行動を止めること。経済関係も中国依存度を下げる準備をすべきである。この場合、日本との関係構築が最大の問題になる。

米同盟国が結集する際、日本の地位は米国に次ぐ「準トップ」になる。韓国は、その日本と摩擦を起こしていられるだろうか。対日外交は、大きな路線変更を求められるはず。その覚悟が求められるのだ。それがなければ、米同盟国への結集では参加が及び腰になろう。韓国は、極めて不利な立場に追いやられる。

引用ここまで

超賤の事大主義は不治の病である。したがって、今回も股事大主義で死那を選択することだろう。今に至るまで駐韓米軍軍事費負担が揉めているのを見れば、文在寅政権としては、米軍には出て行って貰いたいという気持ちがあるのが読み取れる。

国民の大半は米軍の必要性が分かっているのだろうが、文在寅のように現実を見ずに理念や信条を大切にするタイプの人は、米軍はいらないとでも考えるだろう。

そして、習近平は死那狂惨党を崩壊させた愚かな指導者として、歴史に名を残すだろう。

その死那に付いていこうとするのが文在寅である。

いったん、南超賤は徹底的に破壊されれば良い。

そして、日本のありがたさをかみしめて、歴史認識がどうのこうのという考えから離れルことができれば、日本は素晴らしい、最も信頼できる隣人だと思えるようになるだろう。

それまでは、しばらく離れている方が良い。

無理して、今日米に付いてくる必要はない。

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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