離れよう

https://shinjukuacc.com/20200704-02/

引用ここから

さて、人的往来の断絶が長続きすれば、いったい何が発生するのでしょうか。

これについては現時点で具体的な経済的影響について断じるには尚早ですが、自然に考えて、日本人技術者の指導がなければ、様々な不具合が生じて来るであろうことは容易に想像が付く点です。

たとえば『産経「日中往来制限の長期化により中国で不良品頻発」』でも触れましたが、日中の移動制限が長期化してしまったがために、一部の日系企業の中国工場では不良品がたくさん出て来てしまっている、という事例もあるようです。

また、同じ文脈からすれば、日本から資本財・中間素材を輸出している相手国では、生産活動に支障が生じる、という影響が及ぶのではないでしょうか。

たとえば、韓国といえば「半導体大国」ですが、肝心の半導体製造部品については日本からかなりの額が輸出されており(※この点は普通貿易統計などのデータからも明らかです)、したがって、日本企業のメンテナンス要員が韓国に入国できなくなれば、さまざまな不具合が生じてくるかもしれません。

こうしたなか、武漢コロナ禍とは少しずれますが、日本政府が昨年発表した対韓輸出管理強化にともない、韓国側でフッ化水素の国産化を試みたところ、不良品が頻発している、との報道があります。少し古いですが、6月30日付で韓国メディア『中央日報』(日本語版)に掲載された、次の記事です。

日本の輸出規制から1年…苦しむ韓日企業

日本が韓国を相手に輸出規制を強化してから1年(7月1日)が経過したが、韓日間の神経戦はまだ続いている。<<…続きを読む>>

―――2020.06.30 14:03付 中央日報日本語版

このなかで、中央日報は日経の報道を引用したうえで、サムスン電子が半導体生産工程で低純度の国産フッ化水素に置き換えたところ、

「低純度の活用を増やすと以前より不良品が増え、生産コストが高まった」

という指摘があると述べています。

これなど、ある意味では当たり前の話でしょう。韓国が生産できるフッ化水素は日本製と比べて不純物の濃度が1000万倍(!)だからです(『【補遺】韓国で国産化したフッ化水素は5Nに過ぎない』等参照)。

いずれにせよ、現在の報道などを眺めている限り、武漢コロナという突然降ってわいた問題により、日本企業はいまや産業のサプライチェーンにおいて、供給先を厳しく選定しなければならなくなっている、ということなのかもしれません。

また、フッ化水素については輸出管理適正化措置というまったく別次元のものであり、武漢コロナ禍は関係ないのですが、「ある国とほかの国のヒト、モノ、カネの関係が寸断されればどうなるか」という意味では非常に似た論点です。

今後1~2年における隠れたテーマは、まさに日本の産業界がサプライチェーンで中韓、台湾、ASEAN諸国などとの関係をどう整理するかという点にあるのではないでしょうか。日本企業は極端な話、中韓との往来制限がまだまだ続くという想定を置いて、サプライチェーンの見直しに踏み切るべきなのかもしれません。

引用ここまで

残念ながら、サプライ・チェーンという観点から見れば、日本は死那や南超賤との結びつきが強い。それは距離に近いという事実と、自虐史観に縛られた日本人の「○○友好」を大切にする習性があの地域から脱却できないでいた。

しかし、死那と超賤の民族性や国家観、国家のあり方、歴史観、政治の独裁的手法、時代遅れの価値観など、どれを見ても日本とは大きくかけ離れている。

サプライ・チェーンについても、今後は日本の経営者が様々な不便さ、欠点に気が付いて、死那や超賤とは離れた方が良いという判断ができるようになってくるだろう。


孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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