https://shinjukuacc.com/20200711-01/
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ただし、だからといって日韓関係の膠着状況がこのままだと申し上げるつもりはありません。
不正常な状態には、いずれ何らかの形でケリをつけなければならないからです。
いつも申し上げているとおり、自称元徴用工問題「だけ」を見ていると、基本的に落としどころは3つしかあり得ません。
自称元徴用工問題の3つの落としどころ
①韓国が国際法や約束をきちんと守る方向に舵を切ることで、日韓関係の破綻を避ける
②日本が原理原則を捻じ曲げ、韓国に対して譲歩することで、日韓関係の破綻を避ける
③韓国が国際法を破り続け、日本が原理原則を貫き続けることで、日韓関係が破綻する
ただし、自称元徴用工問題とはまったく別の次元で、日韓関係が破綻に向かう可能性はあります。その可能性のひとつが、『日本産フッ化水素、韓国が全世界にばら撒いていた?』などを含め、以前からしばしば指摘してきた、輸出管理適正化措置の原因となった「不適切な事例」です。
もう少しいえば、北朝鮮非核化問題や米中対立などと絡め、韓国がごく近い将来、米国につくのか、中国につくのかという選択を迫られる際、日韓関係が破綻し、あわせて韓国は経済的に焦土化される、というシナリオが浮上して来るのです。
もちろん、ドナルド・J・トランプ大統領が再選されるかどうかという論点などとも関わってくるため、日本政府がいつまでも韓国を「戦略的に無視」していて良い、という話ではありません。
しかし、個人的には日韓関係が破綻するとしたら、自称元徴用工問題は「数ある日韓関係破綻原因のひとつ」に過ぎず、決定的なものはまったく別次元から降ってくるのではないか、と予想している次第なのです。
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RIM 環太平洋ビジネス情報 2006年01月号Vol.6 No.20に、「文明の生態史観」と東アジア共同体という論文がある。2006年01月01日に調査部 環太平洋戦略研究センター 顧問 渡辺利夫が発表されたものだ。このときのテーマは、「東アジア共同体」への参加を巡っての考察だったが、今日とでもこの考え方は通用する。
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日本の近代はまさにこの図柄の中に凝集されているといえよう。日清、日露の両戦役は旧世界の中心部からの高気圧線に抗する戦いであり、この戦いに勝利して後に中心部中国に攻め入り、協調と同盟の関係を築くべき「海の勢力」イギリスとの関係を放擲し、もう一つの巨大な海の「島」アメリカとも対決して自滅した。
東アジア共同体に日本が加わって「陸の勢力」中国と連携し、日米の距離を遠くすることは、日本の近代史の失敗を繰り返すことにならないか。私が危惧するのはこのことである。北米、日本、台湾、東南アジアなどユーラシア大陸を取り囲む周辺国家群が「協働」し、ユーラシア大陸を牽制しながらみずからの生存と繁栄を図るという生き方が賢明な選択であることを、日本の近代史の成功と失敗は教えていると思うのである。
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有名な韓国ウォッチャーの鈴置高史さんは、南超賤は北超賤に付いていく下駄の雪みたいなものだと看破した。誠に慧眼の持ち主だ。「踏まれてもついて行きます下駄の雪」という都々逸をもじったものだろう。
その北超賤は死那に付いていかねば生き延びられない。金正恩は習近平が嫌いだが、感情とは別に死那と一蓮托生なのが実情だ。
それに付いていくのが文在寅なので、必然的に死那の勢力圏に飲み込まれることになろう。
梅棹忠夫さんの「文明の生態屍姦」、渡邊利夫さんの東アジア共同体を巡る考察、そして、鈴置高史さんの考察などの視点を取り入れて考えれば、どう見ても南超賤都は距離を置いて静かに立ち去るべき相手でしかない。
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