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引用ここから
『朝鮮日報』(8月16日付)は、「『第2の抗美援朝』戦略なのか?」と題するコラムを掲載した。筆者は、同紙のパク・スチャン北京特派員である。
中略
(1)「前日(7月27日)に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は「われわれの頼もしく効果的な自衛的核抑制力で、この地にもはや戦争という言葉はないだろう」と発言した。核を放棄する意思はないという点を明らかにした言葉だ。汪報道官に、「どう思うか」と尋ねた。汪報道官は「韓半島対話プロセスが強硬局面に陥り、問題は北朝鮮の合理的な利益が尊重されないから」と答えた。「韓半島非核化が中国の一貫した立場」という言及もなかった」
中略
中国が、従来の態度を変えて北朝鮮の核保有に一定の理解を示し始めている点に注目すべきだ。北に核を持たせて米国に対抗しようという戦術と見られる。これを見抜いた米国は、「日韓に核保有を認める」とのアドバルーン発言を始めた。中国にとって、日韓が核開発することは、死活的な問題になる。これまでの「核保有国」中国という位置が崩れるからだ。米国は、強かな戦術で中国に対抗している。中国の裏をかく戦術である。
中略
北朝鮮「核カード」には、「日韓核カード」が対応してくる。むろん、日韓が核を持つべきでないが、中国の対応次第で話がどう展開するか分らない瀬戸際に来ているのだ。中国が、例によって一時的な思惑で北朝鮮の核保有を庇うと、日韓が核を持つという悲劇的な事態を招くだろう。
(5)「今年に入って、中国がコロナ・香港問題で西側の攻撃を受けるたび、真っ先に中国をかばった国は北朝鮮だった。金正恩は、核保有国を強調した7月27日の演説で「革命戦争(6・25)を血で助けてくれたことで戦闘的友誼の真の模範を示してくれた中国人民志願軍烈士と老兵にも崇高な敬意を表する」と語った。今年は、中国が北朝鮮を支援するため6・25に参戦してから70周年になる年だ」
北朝鮮は核を持って有頂天である。日韓も核を持つとなれば、その軍事的な優位性は一挙に消える。こういうあやふやな戦略を捨てて、真面目な国づくりをすることだ。
引用ここまで
北超賤は軍事独裁国家である。金正恩一族の白頭山血統のみが貴くて、指導者になれるという、なんとも奇妙で歪な独裁国家である。
このような独裁国家では、独裁君主という船を水面下で支える部下の裏切りや不服従に注意しなければならない。
部下に何らかの恩恵があるからこそ、部下も船を支えてくれる。
恩恵で最も大切なものは、経済的利益だろう。
つまり、独裁者が保有する富の一部を部下に分配することで、忠誠心が得られる。
つまり、独裁者にとっては、支配する部下が忠誠心をもってくている間は何も心配はない。
民衆のことなどは、はじめから頭にない。
これは、南超賤の文在寅の言動を見ても、全く違わないことが読み取れる。
文在寅は、岩盤支持層にのみ経済的利益を与えた。
最低賃金引き上げであるとか、親北派の重用とか、タマネギ男やムユン・ミヒャンなど
自分たちを支持する人々の犯罪は見過ごす態度などを見れば、そのようなことが分かる。
その南北超賤は、経済的に物凄く追い詰められつつある。
このままいけば、いずれかの時点で金の切れ目が縁の切れ目という事態になる。
そのような事態に至ったときは、独裁者の権威は踏みにじられ、裏切られて、ルーマニアのチャウシェシスクのように、自分が見捨ててきた民衆から襲撃されることになる。
南超賤の場合は、多少なりとも民主主義の要素があるから、ローソク・デモでの引きずり落としになろう。
引用した部分の最後の行、「北朝鮮は核を持って有頂天である。日韓も核を持つとなれば、その軍事的な優位性は一挙に消える。こういうあやふやな戦略を捨てて、真面目な国づくりをすることだ。」という意味は、こうである。
「自分の配下の人間達だけではなく、民衆が幸せになれるように国作りをしなさい。さもないと、危ない目に遭うよ。」
もっとも、その声が独裁者に届くことはないだろう。
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