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引用ここから
『朝鮮日報』(9月2日付)は、「米国務副長官『インド・太平洋国際機構は“クアッド”で始まる』」と題する記事を掲載した。
中略
(2)「この日のフォーラムで「『クアッド・プラス』を公式化しようとする試みはあるか」という質問を受けたビーガン副長官は「米国的な見方からは容易なことだと思うが、全ての人間が同じスピードで動くことが重要」と答えた。「クアッド・プラス」とは、クアッド4カ国に韓国、ベトナム、ニュージーランドを追加した7カ国を指す。韓国などがすぐに加わるのは難しいだろう、という見込みを示したわけだ」
クワッド4ヶ国に将来、「クアッド・プラス」として韓国、ベトナム、ニュージーランドを追加した7カ国で構成する案である。
(3)「続いてビーガン副長官は、「インド・太平洋地域には実際のところ、強力な多国間構造はないというのが現実。NATO(北大西洋条約機構)、EU(欧州連合)のような強固さを有するものが全くない」として「これ(クアッド・プラス)のような構造を公式化しようという提案が、いずれかの時期にはあるだろう」「TPP(環太平洋連携協定)がそうしたイニシアチブだったと思うが、TPPは余りに意欲が大きく、過度の意欲の重みで崩壊したので、そういう点に注意しなければならない」と語った」
ここでは、TPPについて低い評価である。トランプ大統領が、TPPを離脱した結果であろう。米国がTPPへ復帰すれば本来、中国を経済的に大きく制約できる可能性を持っている。トランプ氏は、TPPがオバマ前大統領発案いうことで感情的に離脱した。惜しいことをした。
(4)「その上でビーガン副長官は、「クアッドで始まること、4カ国で始まることが極めて重要な出発」だと発言した。まずは米日豪印間の4カ国協力から公式制度化したいという意味だ。ビーガン副長官は「それがトランプ政権の2度目の任期、もし(トランプ)大統領が勝利できなければ別の大統領の最初の任期において、大いに検討してみるに値すること」「NATOすらも、相対的に平凡な期待値を持って出発した。当時のNATO加盟国は12カ国で、こんにちでは27カ国だ。小さく始めて、加盟国を増やしていくことができる」と語った。
当初のNATO加盟国は、たったの12カ国であった、現在は27カ国に拡大している。単独防衛よりも共同防衛機構に加入するメリットの大きさに気付いたのであろう。私はかねてから、アジアにNATO類似の組織が必要と指摘してきた。このような動きが現実化すれば、日本の安全保障政策は完璧なものになろう。
引用ここまで
今後の日本は価値観外交に徹するべきである。価値観を共有できない特定アジアやロシアとはできる限り距離を置くべきである。
ステップ地帯は、独裁専制体制しか生まれない。
ロシア、南北超賤、死那を見ていれば、そのことがよく分かる。
翻って日本は、聖徳太子の時代から「和を以て貴しとなす」というお国柄だ。独裁などとはほど遠い。
織田信長のような独裁者は例外的な存在である。
徳川家康二至っては、取るに足りない小者の意見も良く聞いた。もっとも、それを採り上げるかどうかは別の話だが。
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