悪友との訣別

https://www.epochtimes.jp/p/2020/09/61676.html

引用ここから

中印関係が悪化する中で、インド政府が8月初め、ロシア政府に対して、日米豪印によるインド太平洋戦略に参加するよう要請したことが注目された。中印領土問題と同様に、ロシアと中国も領土紛争などを抱えるため中露関係は強固ではない。

中略

今年5月と6月、中印両軍が国境地帯で衝突したのを受けて、インド国防相は7月初め、ロシア製ミグ29(MiG-29)戦闘機21機とスホイ30MKI(Su-30MKI)戦闘機21機を購入すると発表した。さらに、インド空軍がすでに保有しているミグ29戦闘機59機の改修を承認した。

今年8月初め、インドのニュースサイト「The Print」は同国のヴァルマ(D. Bala Venkatesh Varma)駐ロシア大使がロシアのモルグロフ(Igor Morgulov)外務次官に対して、米政府の中国共産党政権に対抗するインド太平洋戦略に加わるよう要請したと報道した。

台湾のシンクタンク、台湾智庫の董思斉・副会長は「米国ではトランプ政権になってから米露関係は良好となったが、米政界のロシアへの信頼感は低いままだった。インド太平洋戦略の理念は「自由で開かれた」にあるため、米国が自ら権威主義体制のロシアに対して同戦略への参加を要請するのは考えにくい。しかし、インドなどの参加国はロシアに要請できる」と述べた。

中略

「ロシアは、西側陣営への復帰が最も国家利益に一致すると考えている。トランプ米大統領はロシアをG8サミット(主要8カ国首脳会議)に招待すると発言したことがある。ロシアとヨーロッパ諸国の対立が深いため、反対された」

陳氏は、「長い目で見ると、中露両国は一心同体の同盟関係にはなれない」と語った。また、中国・インド・ロシアの3カ国の関係と比べて、中国・米国・ロシアの3カ国の関係の方が国際社会に及ぼすインパクトが強いため、「今後も中国、米国、ロシアの動きに目が離せない」と話した。

冷戦時、中国共産党政権と旧ソビエト連邦(旧ソ連)は手を組み、欧米諸国に対抗した。しかし、60年代後期、中国当局と旧ソ連は共産圏強国の座をめぐって争い対立を強めた。1969年、旧ソ連は中国当局の核施設を攻撃しようとして米国に打診した。いっぽう、1972年、当時のニクソン米大統領が中国を訪問した後、米国は中国を味方につけて旧ソ連への対抗を強化した。

オフショア・バランシング(Offshore balancing)を外交原則にする米国が、中国当局の経済的・軍事的挑発に対して「ロシアと連携を強め、ロシアに中国との間のパワー・バランスを保たせる意図がある。これはトランプ氏が大統領当選後に実現したいミッションの一つだ」と陳氏は述べた。

(記者・林岑心、翻訳編集・張哲)

引用ここまで


インドは、アンダマン・ニコバル諸島で軍事施設を整備するという。アンダマン・ニコバル諸島はマラッカ海峡への入り口に位置するので、死那が妙なことをすれば、死那がマラッカ海峡に入れないようにするつもりなのである。もちろん、死那が非友好的態度を取らなければ、何事も起こらない。

そして、今度は「自由で開かれたインド・太平洋構想」にロシアが参加するようにと促したという話だ。

日米豪の三カ国としては、素直にロシアの参加を歓迎するとは思えない。

ただ、インドとロシアは友好関係があるのだろうから、それはそれで良いし、仮にロシアが同意したとしても、様々な条件をクリア出来るかどうかは別問題である。

何よりも、日米豪とは価値観が違いすぎるので、ほぼ成立しない構想だと思う。

それよりも、どうやら米国は、この構想に韓国・ベトナム・ニュージーランドをも巻き込みたいようだ。それが、『クアッドプラス(安全保障機構構想)』である。

しかし、南超賤はどうやら参加したくないようである。

南超賤の二股外交がどこまでも通じるわけではない。

いよいよ、日米はこの悪友とは縁を切れそうであり、喜ばしいことだ。

孤独な自獄論者

何にも縛られず思い付くままに好き放題に書いています。 物言わぬは腹ふくるるわざなり

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